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国際数学連合の総裁に選出ー中島啓カブリ数物連携宇宙研究機構教授

掲載日:2022年7月4日

国際数学連合(International Mathematical Union, IMU)は、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の中島啓(なかじま ひらく)教授を次期総裁に選出したことを、7月4日のIMU総会で発表しました。アジア圏から総裁に選出されるのは、2015年から総裁を務めた森重文氏以来2人目となります。

IMUは、1920年に設立後、解散。1951年に日本を含む10カ国の数学団体の加盟により再興した国際的な非政府・非営利の科学組織で、数学分野における国際協力を推進することを目的としています。現在、80カ国以上の数学団体が加盟しており、数学のノーベル賞と称されるフィールズ賞をはじめ、数学界で最高の栄誉とされる科学賞を授与することで知られています。
中島教授は2006年以来、いくつかのIMU関連委員会の委員を務めてきました。

今回の受賞について中島教授は以下のように述べています。
「国際的な交流を今後どのように進めていくのか難しい時期に大役を仰せつかり、大きな責任を感じています。世界各国の数学者と協力しながら、運営を進めて行きたいと思います。」

大栗博司Kavli IPMU機構長は、中島教授の選出について次のように述べています。
「国際数学連合の総裁選出は、中島教授の数学における業績と指導力が高く評価されたものです。この重要な責務を引き受けられたことを称賛し、国際数学連合における中島教授の活躍に期待します。」

中島教授は2023年からIMU総裁に就任し、4年間その任にあたる予定です。 

中島教授の経歴等
 
略歴
1986年 東京大学大学院理学系研究科修士課程修了
1987年 東京大学 理学部 助手
1992年 東北大学 理学部 助教授
1995年 東京大学 大学院数理科学研究科 助教授
1997年 京都大学 大学院理学研究科 助教授
2000年 京都大学 大学院理学研究科 教授
2008年 京都大学 数理解析研究所 教授
2018年-現在 京都大学 数理解析研究所 名誉教授
2018年-2022年3月 東京大学 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 主任研究者
2018年-現在 東京大学 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 教授
 
受賞歴
1997年 日本数学会幾何学賞 (日本数学会)
2000年 日本数学会賞春季賞 (日本数学会)
2003年 アメリカ数学会コール賞 (アメリカ数学会)
2006年 日本学術振興会賞 幾何学的表現論の新展開 (学術振興会)
2014年 日本学士院賞 幾何学的表現論と数理物理 (日本学士院)
2016年 朝日賞 幾何学的表現論と数理物理学への展開 (朝日新聞社)
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