東京大学剣道部主催による七徳堂新年稽古会が4年ぶりに開催！

年が明けた2024年1月2日（火）、本郷キャンパス七徳堂にて、東京大学運動会剣道部による七徳堂新年稽古会が実施されました。この新年稽古会は、剣士の皆様の稽古始めの機会として、そして、中高生の皆さんに東京大学ならびに東大剣道部をより身近に感じていただく機会として開催されました。以前は恒例となっていた新年稽古会も、ここ数年はコロナ禍の影響もあり不開催となっておりましたが、今回4年ぶりに開催されました。部員、OB・OG以外にも数多くの一般の方々にご参加いただき、大変盛り上がる稽古会となりました。
 
今年は少年の部を新設し、東京都を中心に埼玉県・神奈川県からも20名の小中高生にご参加いただきました。準備運動、素振りを部員とともに行い、東大剣道部員元立ちで基本稽古、地稽古を行いました。高校生以下の溌剌とした剣道に、参加した部員も年始早々元気を貰うことができました。少年の部の参加者の中には、将来東京大学を目指しているという方も見られました。青年の部では、東大剣道部師範、佐藤勝信先生(範士八段)をお迎えし、大学生からご年配の方まで70名を超える幅広い年齢層の方にご参加いただきました。中にはかなり遠方から参加いただいた方もおり、各参加者の剣道への熱意がこもった熱気ある稽古会となりました。参加された方々からは「年初めから活気のある稽古で気合が入った」「歴史ある七徳堂で稽古できてよかった」などのお言葉をいただきました。
 
今回の新年稽古会に参加した東大剣道部員からのコメントは以下のとおりです。
 
【3年生副将 宮本亮隆部員コメント】
新年のお忙しい中七徳堂にご来堂頂き誠にありがとうございました。
実は私自身高校生の頃に外部参加者として新年稽古会に参加したことがあり、今回運営する中で、この会への参加が東大剣道部を目指すきっかけとなっていたことを思い出しました。新年稽古会の復活を皮切りに、東大剣道部が地域の皆様にとって身近で応援したくなるチームとしてさらなる躍進を遂げられるよう、決意を新たに2024年も励んでいきたいと思います。
　
【2年生 石崎裕士部員コメント】
東大剣道部を軸に普段とは異なる方々と剣を交えることができました。前半の少年の部は東大剣道部を知ってもらう新歓の場としても有意義な時間となりました。後半の青年の部では、弊部師範である佐藤勝信先生を始め、OB・OGの先輩方から他大学の現役剣道部員まで幅広い層からのご参加をいただき、貴重な稽古の機会に恵まれました。本稽古会のように一年を通して数多くの方々と豊かで実りある稽古ができるよう精進しようと思います。
 
【1年生 野口佳音部員コメント】
新年の初めに、朝早くからあんなにもたくさんの方が来てくださったことに驚き、同時にとても嬉しく思いました。少年の部には小、中、高校生が参加してくれ、稽古を通して私自身たくさんの刺激をもらうことができました。青年の部では大学生からご高齢の方まで、七徳堂がいっぱいになるほどの人が集まり合同で稽古をしました。老若男女、普段生活しているだけでは関わることが少ない相手でも、剣を交えることで会話をすることができるという、剣道の素晴らしさを実感することができた1日でした。


（少年の部で本学剣道部員と素振りを行う中高生）


（青年の部で参加者と剣を交える本学剣道部員）


（青年の部の稽古風景）


（稽古前の礼式）

また、本学では各運動部の活動を支援すべく「東大スポーツ振興基金」を立ち上げ、皆様より多大なご支援を頂戴しております。今後とも本学運動部へのご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。