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馬術部が関東学生馬術争覇戦において戦後初のI部優勝!

掲載日:2025年3月4日

2025年2月7日から9日にかけてJRA馬事公苑にて行われた令和6年度関東学生馬術争覇戦において、東京大学運動会馬術部がI部優勝を果たしました。本学馬術部がI部優勝するのは、戦後初の快挙です。

馬術は人馬一体となって競うスポーツであり、オリンピックなどでも自分の馬を競技会場に輸送して人馬のコンビで参加しますが、騎手の技術だけを競う場合や国際親善という意味もある大会の場合、主催者側が用意した馬に抽選で騎乗して競う場合があります。これを「貸与馬競技」と言います。

関東学生馬術争覇戦は自分の馬に乗る選手が3名、貸与馬に乗る選手が3名の半自馬半貸与馬戦で、初めて騎乗する馬の特徴や反応を短時間で把握し、最善のパフォーマンスを発揮することを目指して実施されています。関東学生馬術争覇戦は関東学生馬術協会主催試合の中で唯一戦前から続いている最も歴史の長い試合であり、関東学生馬術協会に所属している28大学のうちの上位8校がI部の試合に参加しています。

馬術部は今年、前年の関東学生馬術協会主催の試合におけるポイント数が全体の8位となり、約70年ぶりにI部に昇格しました。I部昇格後初めての試合が今回の関東学生馬術争覇戦でした。

関東学生馬術争覇戦は各大学6名によるチームで構成され、3名が自校の馬匹、残りの3名は対戦校の馬匹に騎乗して障害飛越を行い、その勝ち点数によって勝敗を決定します。今回本学馬術部は3年生6名でチームを組み出場しました。

2月7日、抽選により専修大学と1回戦が実施されました。この試合では本学馬術部が4-2で勝利を収め、さらに自馬に騎乗した選手の減点数が少なかったことにより9日の1,2位決定戦に駒を進めました。

(1回戦競技中の写真1)


(1回戦競技中の写真2)

2月9日には、関東学生馬術争覇戦I部2連覇中の東京農業大学と1,2位決定戦が行われました。決勝ということもあり、東京大学、東京農業大学共に自馬に騎乗した選手が2頭ずつ失権する難しいコースでした。しかし本学はなんとか3人馬完走し、勝ち点3-3、減点数1024-1247で優勝を果たすことができました。関東学生馬術争覇戦I部において優勝するのは戦後初めてとなりました。


(決勝戦競技中の写真)

東京大学運動会馬術部は6月に行われる関東学生馬術三大大会において全日本出場の枠を獲得することを目標に日々練習に励んでいます。今年度主将を務める松前陽哉さん(新4年)からコメントをいただいております。
「今大会では先輩方のおかげでI部として大会に参加することができ、優勝することができました。東大馬術部が着実に強くなってきている証拠であり、とても誇らしく思っております。私はこの代の主将を務めることができて光栄です。団体では優勝という結果を残すことができましたが、各個人はそれぞれ反省点がありました。新たに見つけた課題を乗り越えるべく、上を目指して部員一同精進して参りますので、これからも応援よろしくお願いいたします。」



(表彰式後の集合写真)


(電光掲示板の写真)

東京大学運動会馬術部は様々な学生戦に出場しております。試合結果や馬匹紹介など、さらに詳しく知りたい方は、こちらのホームページをご覧ください。
https://uteq.jp

本学では馬術部のほか、多くの運動部の活躍を支援するために「東大スポーツ振興基金」を立ち上げており、皆様から多大なご支援を頂戴しております。今後とも本学運動部へのご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。

また、2024年10月1日より東京大学と文京区はふるさと納税連携プロジェクトを開始しました。
地域貢献事業一覧や寄付のしかたについては東京大学基金事務局のホームページからご確認いただけますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

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