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UGIP(ソフトバンク(株)企画)データ・ハッカソン閉会式を実施 集え 次世代のグローバル AI 人材!実社会のデータで AI 活用ハッカソン

掲載日:2023年4月6日

東京大学グローバル・インターンシップ・プログラム(UGIP)は、世界で活躍できるグローバル人材の育成のため、ビジネスの最前線を体感できるプログラムです。
東京大学とソフトバンク株式会社は2019年12月6日に産学協創協定を締結し、2021年度から本プログラムを実施しています。
2022年度はグローバルAI人材教育の一環として、「集え 次世代のグローバル AI 人材!実社会のデータで AI 活用ハッカソン」と題してデータ・ハッカソンと、それにむけたAI勉強会を実施してきました。
今回のデータ・ハッカソンはソフトバンクがSDGs達成を実現するための2つの重要課題(「人・情報をつなぎ 新しい感動を創出」「テクノロジーのチカラで 地球環境へ貢献 」)の中で 、
「画像」や「時系列」などの実データや、Web上に公開されているオープンデータを 使用し、AIを活用して課題解決するサービス・ビジネスアイデアを立案し、モックアップを作成して発表するものです。
2023年3月8日(水)にはデータ・ハッカソン企画のプレゼン大会が行われ、期日内に提案シートとモックアップを提出できた21チームが、6名の審査員を前に、自分たちのアイデアを英語でプレゼンしました。

各チームのプレゼンタイトルとテーマ                                   
審査の結果、上位入賞者と特別賞受賞者が決定し、3月15日(水)の閉会式(@ソフトバンク竹芝本社&オンライン)にて表彰いたしました。

第1位となったのはチーム10の「クラゲの発生量を予測しよう」です。
対馬の定置網業者向けに、オープンデータを用いた機械学習で、対馬海域におけるエチゼンクラゲの発生率を予測するサービスを立ち上げるものです。
審査員を務められた方々からは、入賞者のみならず全ての発表者について、期待以上のアウトプットと驚きが沢山あったとの声を頂きました。
上位入賞者となった学生たちは2023年夏季のグローバル・インターンシップ渡航権を得ました。
Findability Sciences社の御協力の下、インドのAurangabadのオペレーションセンターで、本場のAIにどっぷり浸る海外現地研修に挑みます。
【データ・ハッカソン参加者の声】
「単に開発するだけでなく、自ら社会課題を見つけ、プロダクト・サービスを検討するというのは、 これまでに経験したことがなく、非常にいい経験となりました」
「AIのモデルを作るばかりのコンペではなく、今回のように実務で必要とされることを決めて、それに沿ってデータを集めて成果物を作ることを主体的に学べるコンペティションは非常に面白かった」
「今回のデータハッカソンに出場して感じたことは、主に2点です。1点目は、周りの生徒も優秀だということです。具体的に申し上げますと、自分には到底思いつかないようなニーズに気づき、それに対する効果的なソリューションを用意していたことに感動しました。(中略)2点目は、自分の力不足です。先ほどの話とも重なりますが、ビジネスモデルの着想能力やプレゼン力、ディスカッション能力が足りないと感じました。(中略)このように自分の課題に気づく良いキッカケを与えてくれたと感じています。」
「プログラミング初心者が、経験や自信を身につける上で良い機会であると感じました。」
「AIやデータ分析には全く馴染みがなかったので、ビジネスの側面があったからこそ参加に踏み切ることができました。」


津田執行役・副学長(現 理事・副学長)による講評

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