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「センシングフィールド(仮称)」の和佐見勝氏による寄附について

掲載日:2021年7月15日

東京大学「柏キャンパス センシングフィールド(仮称)」の和佐見勝氏による寄附について

東京大学 UTSSI(スポーツ先端科学連携研究機構)は、株式会社丸和運輸機関と同社ラグビーチームの強化に関して、スポーツ科学の分野で連携することを決定し、2020年11月に共同研究契約を締結致しました。今般、同社社長の和佐見勝氏より、この研究を行うための施設として、和佐見勝氏個人の寄附により、本学柏キャンパス内に「センシングフィールド(仮称)」を造成するとの申し出を受け、本学で推進している<センシングフィールド構想>に合致することから、受諾することとし、7月6日、本学、安田講堂にて寄附の贈呈式を開きました。

<センシングフィールド構想(仮称)>とは、本学の有する、駒場キャンパス、本郷キャンパス、柏キャンパスの3つのキャンパス内の運動施設や競技場にハイテクセンサーを備え付け、実際の試合や練習における選手の運動データをリアルタイムで取得し、解析・研究を可能にするというもので、各種運動施設を全面的に計測フィールド化する構想です。

和佐見勝氏の寄贈により柏キャンパス内北東用地(約52,000m2)に造成される「センシングフィールド(仮称)」(2022年3月竣工予定・総工費約20億円)は、ラグビーグラウンド2面(人工芝・天然芝)、クラブハウス(研究室)及び各種計測機器が備えられ、個々の選手及びチーム全体の動きを解析し、<選手強化と戦術強化に役立てる研究>や<選手の身体と心の状態を最適化するためのシステム研究>が行われる予定です。

これらの研究の成果は、一般家庭、福祉施設、学校、病院、企業などへと広く応用可能であり、社会貢献的意義は大きいと考えております。
 
和佐見勝氏と藤井総長が寄附目録を持つ写真
和佐見勝氏から藤井総長に寄附目録を贈呈



柏キャンパス「センシングフィールド(仮称) 完成予想図」
柏キャンパス「センシングフィールド(仮称) 完成予想図」
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