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「次世代X線ダイナミクス計測技術研究基金」寄付募集を開始​ ―安全性向上や健康長寿の実現を目指して―

掲載日:2024年1月18日

新領域創成科学研究科の佐々木裕次研究室は、東京大学基金「次世代X線ダイナミクス計測技術研究基金」を設置しました。


多様な産業分野に貢献する「次世代X 線ダイナミクス計測技術」とは?

2018年に世界で初めて、それまで全く議論されることがなかった物質動態を起因とするX線強度ゆらぎおよびX線明滅現象を確認しました。この新しい現象を広い研究領域に適応させ、多方面で社会実装できる新規X線ダイナミクス計測技術を、X線1分子追跡法( Diffracted X-ray Tracking = DXT )、X 線回折明滅法( Diffracted X-ray Blinking = DXB)を活用して、新しい計測技術を考案・開発してきました。 たとえば、薬の開発期間の大幅短縮につながるタン パク質1分子内部の動態高速計測、食品の保存期間 延長につながる、線虫やクワガタの幼虫等不凍タンパク質をもつ小動物の分子活性状態観察、人体等への放射線ダメージを軽減するX線照射技術の開発などがあげられます。 これらの計測技術は多分野に適応が可能であり、社会実装によって、より良い社会の実現へ貢献します。

 

「X線ダイナミクス計測技術」で、私たちの社会はどう変わる?

◆産業を支える基盤材料等の耐久性向上や、多くの日用品の機能性や安全性向上
持続可能な社会を目指す現代において、日々の生活に関わる基盤材料(合成繊維、プラスチック、ガラスファイバー、木材、断熱材、防火材、電池、接着剤、塗料、化粧品、など)や食品の分子計測によって、有効期限延長や耐久性向上につながることが期待できます。  

◆高度な医療技術やオーダーメード化された医療による健康長寿社会実現に貢献  
医療の領域では、唾液や汗からの分子動態情報によるオーダーメイド的医療の開発や、人体への放射線によるダメージを軽減した新しい放射線治療技術の実現、生体や液体の中のたんぱく質分子を低ドーズ量X線で動態測定することで、多くの臓器や薬剤効果の高感度観察を実現することを目指しています。

温かいご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。  

 

東京大学基金:次世代X線ダイナミクス計測技術研究基金別ウィンドウで開く
 

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