令和8年度「東京大学安全の日」講演会を開催
本学では、平成17年に発生した本学構成員の事故災害を受けて、事故発生日である7月4日を「東京大学安全の日」と定め、安全の日を迎えるこの時期に、事故の記憶を風化させることなく、教育研究活動における安全衛生、安全意識の向上及び事故災害の防止を図ることを目的として毎年講演会を実施しています。令和8年度の講演会は7月7日(火)に「火災対策をもう一度見直そう」をテーマとしハイブリッド形式で開催し、約350名の方にご参加いただきました。
藤井総長からの開会挨拶では「自然災害はもとより、教育研究活動に起因する火災リスクは、大学が抱えるリスク因子の1つであり、高い公共性を希求する本学としてもこれを未然に防ぐ環境整備が極めて重要である。この講演会を通じて、改めてリスク管理、そして安全管理の重要性をご認識いただきたい」と本講演会と環境安全衛生活動の意義が述べられました。
続いて、井上理事の開会挨拶では「本学では防火管理規程、また防火マニュアルをしっかりと整備し、防火対策を示している。本日の講演において、火災の危険性、発生メカニズムを正しく理解し、そして正しく恐れるということが重要である」と本講演会のテーマの重要性が強調されました。
講演会第一部では、独立行政法人製品評価技術基盤機構製品安全センター事故調査課の廣岡知之氏から「リチウムイオン電池の安全性と品質問題」と題して、リチウムイオン電池に起因する火災事例の紹介や発火のメカニズムなどについて説明いただくとともに、事故を防ぐための適切な取り扱いについて講演いただきました。
続いて、環境安全本部産業医の赤平理紗助教から「令和7年度事故災害の概要報告と本学における火災事例の特徴」と題して、事故災害の分類と事故概要の解説、また、これまでの本学における火災事例の特徴について報告され、各組織単位での安全教育の徹底の重要性および火災事例の特徴を認識した上で火災の未然防止に努める必要があることを改めて説明いただきました。
講演会第二部では、同 防火防災部副部長の茂木俊夫教授(本学大学院工学系研究科)から「職場や家庭での火災・爆発 -現象の理解と防止対策-」と題して、火災やガス爆発災害が発生する原理やその危険要因について説明いただくとともに、発生を防止するための方法や発生時の対応について解説いただきました。






閉会挨拶



