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第6回東京大学未来社会協創推進本部(FSI)アドバイザリーボードを開催

掲載日:2024年6月27日

東京大学未来社会協創推進本部(令和6年度より「UTokyo Compass 推進会議」に改組)では、学外の識者から構成されるアドバイザリーボードを設置し、国内外の社会・経済情勢、学術研究を巡る動向、社会・国民の問題意識等幅広い視点から、分野やセクターを超えて、大所高所のご意見を求め、本学の運営に活かすこととしています。

このたび、令和6年2月21日(水)に、令和5年度のアドバイザリーボード会議を、伊藤国際学術研究センター3階中教室を主会場として、オンライン配信を併用するハイブリッド形式により開催しました。今回は、企業人、社会起業家、国際機関の幹部、SDGs、D&I、デザイン、スポーツの専門家など様々な分野・背景からなる委員21名(男性10名、女性11名)にご出席いただいたほか、本学からは藤井総長をはじめ本学執行部や部局長等が参加しました。

冒頭、藤井輝夫総長による、「新しい大学モデル」の構築と、その主要施策の一つである「College of Design」構想についての基調報告、及び、石井菜穂子理事(グローバル・コモンズ・センター(CGC)ダイレクター)による、令和5年11月~12月の第28回気候変動枠組条約締約国会議(COP28)等の国際情勢を踏まえたCGC第2期に向けた活動計画等について報告があり、その後意見交換が行われました。

続いて、筧康明情報学環教授による「東京大学制作展」の説明があり、次いで「東京大学制作展」の企画・実施および作品展示を経験した学生5名を中心に、当日の協力者・記録撮影者も含めて合計11名の学生達(男性5名、女性6名)により、「対話」の一つのあり方として、キャンパスを歩きながら委員と学生が「College of Design」構想を見据えた本学への提言について意見交換を行うツアー企画「本郷体操」が行われました。その模様は、本学公式YouTubeで学生の編集によるダイジェスト動画として公開しています。
その後、「デザイン」を主なテーマとして、学生も輪に交えた議論が教室で行われました。
会議全体を通じて、総括として、
 
  1. 大学のファイナンスに関する新たなモデルの構築、GDPで測れない価値の発信
  2. 個々人が自らキャリアをデザインする社会づくり、インクルーシブな修学支援を含めた新たなアドミッション
  3. 大学の活動成果の伝え方に関する自由度の向上
  4. 大学構内における作品制作・展示などの表現活動や芸術作品の設置・鑑賞を支援する環境の整備
  5. 学生がグローバルな合意形成に資する視点を養う機会の提供
  6. 学生の意見の大学施策への反映

などが得られました。
本会議で得られた委員、学生からの意見は、「College of Design」構想を含む今後の「新しい大学モデル」の検討に役立ててまいります。

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