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東京大学で目指すべきネイチャーポジティブ・アクション(学内・関連研究者対象)

掲載日:2024年2月2日

基本情報

区分 その他
対象者 在学生 / 留学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2024年2月19日 13時 — 18時
開催場所 本郷地区,ハイブリッド
会場 東京大学 弥生キャンパス フードサイエンス棟 中島ホール
および
Zoomウェビナー (ハイブリッド開催)
定員 78名
参加費 無料
申込方法 要事前申込
▼こちらから参加登録をお願いします▼ (2/17まで)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdaxJmgERKiYe42UgwfCU4Hec8EOrixBdhgyXKZc0QjXSCqSw/viewform?usp=sf_link

(アーカイブ視聴について)
当日ご参加いただけない場合は、登録された方にアーカイブ映像を視聴いただけるリンクをお送りいたしますのでご活用ください
申込受付期間 2024年2月2日 — 2024年2月17日
お問い合わせ先 東京大学大学院農学生命科学研究科 生圏システム学専攻  安田仁奈 教授
27yasuda@g.ecc.u-tokyo.ac.jp

(対象:東京大学の教職員、学生、関連研究者)
[概要]
 これまで数万年の単位で続いてきた人と自然の関係性やバランスが、この数十年で大きく崩れている。第6期大量絶滅とも評される現在においては、気候変動や汚染、自然資源の過剰利用・枯渇の危機が生じ、また一方で都市部と地方の格差や分断、さらには少子高齢化と人口減少から地域資源のアンダーユース、野生動物管理、人獣共通感染症などが問題となっている。
こうした自然と人間、また地方と都市部の人のつながり、世代間のつながりや関係性を再構築し、生物多様性の保全に取り組んでいくことが喫緊の課題である。
 国際的にも2 0 2 1 年G 7 自然協約や、2023年の生物多様性条約第15回締約国会議における「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の採択などを受け、ネイチャーポジティブとの言葉が広まりつつある。国際目標のうち、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に代表されるように営利企業等の活動についても、生物多様性保全等への貢献を重視する機運が高まりつつある。
 しかし、ネイチャーポジティブに関して世の中の理解が追い付いているとは言えない。表面的な原因だけを見て、根源的な原因を見失ってはならない。「ネイチャーポジティブ」という言葉がもつ楽観的な響きが一人歩きする、または最新の科学技術やその発展ですべての問題を解決できるだろうとの楽観論も一部には見え隠れする。一方で実態は、里山に当たり前にいた普通種が絶滅するのを最新の科学的知見をもってしても防ぐことは難しい状況にある。
 総合大学である東京大学は、多分野の知を融合させ、尊厳あるいのちのつながりとしての生物多様性の保全とそこから生じる人間社会への恩恵を若い世代にどうつなげていくのかを議論する重要な立場にある。科学的に生態学的な生物多様性への理解を世の中に広めるとともに、社会経済的、環境倫理、文化的、医療的な見地からも人と社会の幸福のために自然とのつながりをどう再構築していくのかについて本シンポジウムで議論し、今後の東京大学のネイチャーポジティブアクションにつなげる。

[プログラム]
 13:00-13:40 |  opening talks
開会挨拶:大久保 達也(東京大学理事・副学長)
趣旨説明:安田 仁奈 (農学生命科学研究科)
概  説:「ネイチャーポジティブについて」 橋本 禅(農学生命科学研究科)
 
 13:40-14:45 |  第1部
なぜネイチャーポジティブなのか?:生物多様性と人のつながりの重要性
[講演]
森 章 (先端科学技術研究センター)
吉田 丈人(農学生命科学研究科)
[Discussion]
ファシリテータ:安田 仁奈
Additional Discussants:
鈴木 宣弘(農学生命科学研究科)
山本 則子(医学系研究科)
学生
 
 15:00-16:05 |  第2部
ネイチャーポジティブに向けて我々は何ができるのか
[講演]
八木 信行(農学生命科学研究科)
松岡良司(銚子発・CFPの見える水産加工品流通促進協議会会長)
[Discussion]
ファシリテータ:八木 信行
Additional Discussants:
学生(GXSN)
 
 16:20-17:45 |  第3部
ネイチャーポジティブでどのように社会と人々の幸福を実現するのか?:大学が、学術・研究や人材育成により果たす役割
[講演]
宮下 直(農学生命科学研究科)
齋藤 幸平(総合文化研究科)
[Discussion]
ファシリテータ:中西 もも(農学生命科学研究科)
福永 真弓(新領域創成科学研究科)
牧野 篤(教育学研究科)
学生
 
 17:45-18:00 |  closing remarks
全体について/これからに向けたコメント:安田仁奈
閉会挨拶:東原和成(農学生命科学研究科・副研究科長)
 
18:30-20:00 |  交流会
東京大学農学部生協食堂にて
 
主催:東京大学大学院農学生命科学研究科・東京大学未来社会協創推進本部GX推進分科会
後援:東京大学生活協同組合
協力:東京大学GX学生ネットワーク(GXSN)

多くの方のご参加をお待ちしております。

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