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第7回健康・医療戦略ラウンドテーブル:マクロヘルスデータを通じた医療の質の向上ーさらなる保健システムの強化に向けて

掲載日:2015年4月1日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 大学生
開催日(開催期間) 2015年4月10日 18時 — 19時30分
開催場所 本郷地区
会場 伊藤国際学術研究センター 地下1階ギャラリー1
定員 45名
参加費 無料
申込方法 要事前申込
https://ppforum.jp/?action_entry=true&forum_id=296
お問い合わせ先

お問い合わせ先:
STIG教育プログラム事務局
STIG(at)pp.u-tokyo.ac.jp

メールでのお問い合わせの際には、(at)を@にご変更ください。

第7回(特別回)健康・医療戦略ラウンドテーブル マクロヘルスデータを通じた医療の質の向上―さらなる保健システムの強化に向けて
 
エボラ出血熱の感染拡大等を受けて、世界では保健システムの強化が急務となっています。 疾病ごとの対策も重要ですが、それだけでなく保健システム自体を強化して、よりレジリエントな医療システムの構築に向けた議論が進められています。
保健システムの強化を考える際、すぐに思い浮かぶのは経済協力開発機構(OECD)のヘルスデータです。ヘルスデータ統計は、OECDによって1960年から用意されはじめましたが、医療の質、特に医療システムのパフォーマンスに関するデータについては、2010年の保健大臣会合によってはじめて扱われるようになりました。OECDは、医療政策に経済分析を適用することで、厳しい予算制約の中でもより多くの質の高い医療の需要にどうやって対応すべきかについて、政府や民間等のステイクホルダーに助言と情報提供することを使命としています。そして、さまざまなマクロデータを収集し、加盟国間のデータを俯瞰するとともに、各国ごとに報告書をまとめたりすることもあります。
今回は、OECDのヘルス・エコノミストである村上友紀氏をお招きして、OECDにおけるマクロヘルスデータの収集と分析がどのような意味を持つのか、これまで世界にどれだけの影響を及ぼしてきたのかについてご教示いただきます。そのうえで、今後、先進国のみならず新興国や発展途上国における保健システムの強化に向けて、マクロヘルスデータの収集と分析がどのように寄与するのか、また、どのような課題が残されているのかについて議論します。
村上友紀氏は、青山学院大学経済学部卒、テキサス州立大学ヒューストン公衆衛生大学院修了、ハーバード大学公衆衛生大学院を修了後、世界銀行勤務を経て、現在OECDで医療会計分野において活躍されています。2013年には、第2回明日の象徴(社会政策部門)を受賞されており、今回はお話を伺うことのできる貴重な機会です。
パネリストには、外務省国際協力局で初代国際保健政策室長を務められ、国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)にも派遣された医師の小沼士郎氏、そして明治大学国際総合研究所において主にASEAN諸国のマクロヘルスデータ収集と分析に従事されている大西昭郎先生をお招きして、マクロヘルスデータの収集と分析が開く保健システム強化の可能性について議論します。奮ってご参加ください。


日時:2015年4月10日(金)18:00~19:30
会場:伊藤国際学術研究センター 地下1階ギャラリー1
参加費:無料
言語:日本語
主催:東京大学 科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究ユニット
共催:明治大学国際総合研究所

<プログラム>
18:00-18:05 開会の挨拶と講演者の紹介
18:05-18:30 基調講演:
村上友紀氏(経済協力開発機構(OECD)・ヘルスエコノミスト・政策アナリスト)
18:30-18:40 休憩
18:40-19:10 パネルディスカッション
村上友紀氏
小沼士郎氏(在南アフリカ大使館・公使参事官/前外務省国際協力局国際保健政策室・室長)
大西昭郎(明治大学国際総合研究所・客員教授/東京大学公共政策大学院・特任教授)
モデレーター 佐藤 智晶(東京大学公共政策大学院特任准教授/ブルッキングス研究所経済部局医療政策部門 客員研究員)
19:10-19:25 Q&A
19:30 閉会


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