デニ・ムクウェゲ医師講演会:コンゴ東部における性暴力と紛争鉱物

基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 卒業生 / 企業 / 大学生 |
開催日(開催期間) | 2016年10月4日 9時40分 — 12時10分 |
開催場所 | 本郷地区 |
会場 | |
定員 | 300名 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
https://ppforum.jp/?action_entry=true&forum_id=352 |
お問い合わせ先 | 公共政策大学院 華井 和代 (内線20952) hanai@pp.u-tokyo.ac.jp |
コンゴ東部では豊富な鉱物資源の採掘・流通が武装勢力の資金源として利用され、鉱山とその周辺地域で武装勢力が住民に残虐な暴力をふるう状況が2016年現在も継続しています。2010年にはOECDとアメリカ政府によって「紛争鉱物取引規制」が導入され、欧米を中心とする先進国の企業がサプライチェーンの透明化に尽力していますが、根本的な問題解決には至っていません。特に、武装勢力が住民に恐怖感を与えて支配する「紛争手段」として性暴力を利用し、コンゴ東部は「世界のレイプの中心地」とよばれています。本シンポジウムでは、コンゴ東部で性暴力被害者への医療に取り組むデ二・ムクウェゲ医師を講師として招き、紛争鉱物と性暴力の関係、そして国際社会の責任についてお話しいただきます。その上で、コンゴおよびルワンダ産の鉱物取引に従事するアドバンスト・マテリアル・ジャパンの吉永氏より日本企業の取り組みの現状をお話しいただきます。
【内容】
開会挨拶:北岡伸一 JICA理事長 ※メッセージ
主旨説明:米川正子 立教大学特任准教授
講演:デニ・ムクウェゲ医師
コメント:吉永宏明 アドバンスト・マテリアル・ジャパン
質疑応答
閉会挨拶:城山英明 東京大学公共政策大学院教授
【講演者】
デニ・ムクウェゲ(Denis Mukwege)医師
1998年にコンゴ東部のブカブにパンジー病院を設立し、4万人以上の性暴力被害者の治療に尽力してきた婦人科医師。コンゴ東部における紛争と性暴力の関係を国連本部をはじめとする世界各地で訴え、国連人権賞(2008年)、ヒラリー・クリントン賞(2014年)、サハロフ賞(2014年)などを受賞。
【主催】東京大学「社会構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム」(GSDM)
【共催】東京大学総合文化研究科 人間の安全保障プログラム/教養教育高度化機構国際連携部門、「コンゴの性暴力と紛争を考える会」
【後援】笹川平和財団