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「想像×科学×倫理」ワークショップ2023第3回 「自然のかたち、人工のかたち」

掲載日:2023年12月11日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2023年12月26日 14時 — 15時30分
開催場所 オンライン
会場 【オンライン】ウェビナー
参加費 無料
申込方法 要事前申込

参加申込み、詳細につきましては下記ウェブサイトをご覧ください。
https://rinri.edu.k.u-tokyo.ac.jp/2023/第3回

申込受付期間 2023年12月11日 — 2023年12月26日
お問い合わせ先

「想像×科学×倫理」実行委員
Email:rinri[at]edu.k.u-tokyo.ac.jp

[at]を@に変えてください

新領域創成科学研究科では、2023年度も「想像x科学x倫理」ワークショップを開催しています。

本ワークショップは、科学技術研究の最先端を走る研究者同士による「この技術がもたらす未来」についての対話を通じて研究倫理の現在の臨界とこれからのあり方を考える試みです。

種から芽吹いた植物は、環境に応じて、また環境を変えながら、みずからの形態を適応させ、ある形をつくります。わたしたちは自発的な植物の形をつくる力やその形を「自然」と呼んできました。なぜ、そのような形になるのか。形態学が追究してきた問いは、生物学の発展と共に遺伝子レベルで探索され、今では、複雑な形の発生のメカニズムが解き明かされつつ、そのメカニズムを生かした新しい「自然」のデザインへと結実しつつあります。

他方でわたしたちは、自然の形を模倣することから始めながら、人工的な形を生み出し、自然の形や機能を代替させ、社会をつくる上で自然よりも優れたものとして、直線や円で出来た人工物で世界を覆ってきました。直線と円という形を中心に発展し、こうした人工物の世界を支えてきた幾何学と力学の新しい試みは、再び「自然」の形に近づきつつあります。模倣ではなく、人工的な形を突き詰めた先に、「自然」に近づくデザインへと向かいつつあります。

第三回の想像×科学×倫理では、植物が生み出す形とその細胞が持つ可能性を遺伝子レベルで探求されている大谷美沙子先生と、力学と幾何学の制御から複雑な形をつくる試みを、多様な素材を用いた建築構造や木漏れ日環境のデザインに至るまで行っている佐藤淳先生に、対話いただきます。  お二人の研究はお互いに交差しながら、「かたち」を決め導くものとは何か、その「自然性」とは何か、ひるがえって、「人工的」であるとはどのようなことか、というきわめて根本的な問いの探求に結びついています。

お二人の対話から、自然をつくる時代における、人工と自然の新しい定義が見えてくると同時に、両者が歴史的に帯びてきた倫理の形とその現代的課題が浮かび上がってきます。

↑クリックしてポスターPDFをダウンロードいただけます

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