「COVID-19国家」の過去と未来 -国家の能力、経路依存性、政策の断続の性質

基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2021年11月25日 9時 — 10時30分 |
開催場所 | オンライン |
会場 | オンライン (Zoom)。ZoomへアクセスするためのURLは、お申し込みいただいた方に開催日前日までにメールでお送りします。 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 要事前申込
以下よりお申込下さい。 https://forms.gle/yLR5xzeUPdhDXbL69 |
申込受付期間 | 2021年11月4日 — 2021年11月23日 |

発表の概要
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、人類にとって大変な悲劇であるものの、政策科学者にとっては、概念やモデルの有用性について検証できる異例の機会となりました。というのも、事実上の「自然実験」であり、多くの国家が、同じ時期に、ほぼ同じリスクで、同じ問題に遭遇するという再現不可能な状況をパンデミックが作りだしたため、概念やモデルの検証では従来難しかった国家の政策行動に関する多くの側面の統制が可能になったからです。これによって、[1]なぜ各政府が同じ問題に対して異なる方法で対応したのか、[2]なぜ最初に採用した戦略をパンデミックの期間中に変更することが難しかったのか、[3]大規模で強力なパンデミックという危機が政策の軌道の性質と「COVID-19後の国家」の進路にどのような影響を与えるか、といった重要な問いに関する知見を得る機会となりました。本発表では、これらの3つの問いを検証し、現象説明における政策のモデルや概念の適用可能性を評価します。これによって、国家の能力、経路依存性、政策の断続の性質といった概念に関する理論の質や有用性について、パンデミック時の国家の行動からどのようなことが明らかになったのかを検証します。
発表者(マイケル・ハウレット教授)について
サイモンフレーザー大学政治学部 バーナビーマウンテン教授兼カナダ・リサーチ・チェア(Tier 1)。専門は、公共政策分析、政治経済学、資源環境政策。なお、より詳細な経歴は以下をご覧ください。
https://www.sfu.ca/politics/people/profiles/howlett.html
使用言語:英語(英語⇔日本語の同時通訳あり)
司会:青木尚美(公共政策大学院准教授)
参加費:無料
申込に当たっての留意事項:
主催者がセミナー(Zoom)を録画・録音することがあります(録画・録音を配信することはありません)。参加者によるセミナーの録画・録音は禁止します。予めご了承ください。皆様のご理解とご協力をお願いします。