「イノベーションガバナンス エキスパート養成プログラム」2024年度受講者募集
基本情報
区分 | 募集 |
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対象者 | 社会人・一般 / 卒業生 / 企業 |
募集期間 | 2024年3月22日 — 2024年9月6日 17時 |
開催場所 | 本郷地区,オンライン |
会場 | 講義はリモートまたは本郷キャンパス、グループワークは本郷キャンパスで実施 |
定員 | 15名 |
参加費 |
有料
企業等勤務者 50万円(1名あたり・税別)、官公庁勤務者 10万円(1名あたり・税別) |
申込方法 | 要事前申込
書類を、PDFにしてEメールにてお送りください。 Email: igep[at]pp.u-tokyo.ac.jp ([at]を@に変えてください) |
申込受付期間 | 2024年3月22日 — 2024年9月6日 |
お問い合わせ先 | 東京大学公共政策大学院 イノベーションガバナンスエキスパート養成プログラム担当 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 国際学術総合研究棟1314 電話: 03-5841-0913 Email: igep[at]pp.u-tokyo.ac.jp ([at]を@に変えてください) |
プログラムの狙い
本プログラムは、イノベーションと表裏一体の関係にある「ガバナンス」について、多角的な観点から学び、イノベーションの社会実装を担う人材、さらには社会課題の変化に応じて政策のアップデートを促す、民間部門と公共部門を繋ぐ人材の養成を目的としています。イノベーションの社会実装には、新しい技術やビジネスモデルが社会から信頼され、受容されるよう、社会のニーズに合致するインパクトと適切なリスク管理を両立させる「ガバナンス」が必要です。
変化が早く複雑で予測困難な今日、迅速柔軟、改変可能なアジャイル・ガバナンスや、政府や巨大企業が一方的に設定するのではなく、社会の様々な立場にある組織や個人(マルチステークホルダー)が協働と相互評価を重ねて作り上げるガバナンスが求められています。併せて、それを協働しながら現実化するための実践的なノウハウが必要です。
本プログラムでは、理論や枠組みを学ぶだけでなく、それを応用し具体的な解を導く考え方や行動の起こし方の習得を重視しています。受講者には、グループに分かれ、課題に直面している現実事例について具体的なガバナンスの仕組みを設計し、発表していただきます。その糧として、関連分野(法律・経営・リスク管理・デザインなど)の第一線の専門家や実践者から、以下について最新動向を踏まえた講義を受け、議論していただきます。
[1] 課題の解決と重視すべき価値(持続可能性・ウェルビーイング・プライバシーなど)の相互関係
[2] イノベーションを成立させるためのガバナンスの諸論点(ルール・技術・組織の設計、アカウンタビリティ確保、紛争解決など)
[3] 協働する上での実践的な方法
履修を通じて、以下を得ていただくことを目指します。
- ルール・技術・組織の設計・運用、ガバナンスの手法や在り方に関する理解
- 様々なステークホルダーを巻き込みながらガバナンスを設計するために求められる視座と実装のノウハウ
- 既存のルールや政府の政策を所与と受け止めずに、あるべき姿から発想すること
対象者
・企業の経営層、幹部候補、公共政策担当者、法務担当者 等・弁護士、公認会計士、経営コンサルタント 等 政府、NGO、国際機関の職員 等
・起業家
・10年以上の実務経験を有することを目安とするが、それに満たない場合でも経歴や実績を考慮して受け入れる場合がある。
カリキュラム
回 | 日時 | テーマ | 講師(敬称略) |
Class 1 | 9/28(土) 10:30-12:30 12:40-13:20 |
・ガイダンス ・受講者自己紹介 (ガバナンスに対する問題意識等) ・イノベーションガバナンスとは ネットワーキング |
宗像直子(東京大学公共政策大学院・教授) 馬田隆明(東京大学FoundXディレクター) |
Class 2 | 13:30-15:30 | ルールの基礎 (紛争解決/リスク管理/インセンティブ設計) |
深水大輔(長島・大野・常松法律事務所) |
Class 3 | 16:00-18:00 18:30-20:00 |
グループプロジェクト (修了生の経験と学び) ネットワーキング |
1-3期修了生有志 |
Class 4 | 10/5(土) 10:30-12:30 12:40-13:20 |
ルール形成のプロセス (政策起業の方法論) ネットワーキング |
馬田隆明 |
Class 5 | 10/5(土) 13:30-15:30 |
ワークショップ (スタートアップ/大企業のルールに関する 困りごとリバースピッチ) |
宗像直子 馬田隆明 |
Class 6 | 16:00- 18:00 | ルール形成のプロセス (巨大IT企業の公共政策部門) |
渡辺弘美(アナリーゼ合同会社代表) |
Class 7 リモート予定 |
10/12(土) 14:00-16:00 |
ルール形成のプロセス (電動キックボードをめぐる規制改革) |
岡井大輝(LUUP CEO) |
Class 8 リモート予定 |
10/19(土) 14:00-16:00 |
ルール形成のプロセス (ギガスクール構想実現への道のり) |
浅野大介(農林⽔産省輸出・国際局参事官(新興地域グループ⻑) ※経済産業省より出向 |
Class 9 | 10/26(土) 13:30-15:30 |
政策デザインの基礎 | 橋本直樹((一社)STUDIO POLICY DESIGN代表理事) ⽯川俊祐(KESIKI代表取締役・CDO) |
Class 10 | 10/26(土) 16:00-18:00 |
政策デザインワークショップ | 橋本直樹 |
Class 11 | 11/16(土) 13:30-15:30 |
官民人材交流の現状と課題 | 伊藤かつら(人事院人事官) |
Class 12 | 11/16(土) 16:00-18:00 |
ワークショップ 各プロジェクトからの中間報告 |
宗像直子 馬田隆明 |
Class 13 | 12/21(土) 13:30-15:30 16:00-18:00 |
AIガバナンスの国際動向と日本の戦略 オフィスアワー |
飯田陽一(総務省情報通信国際戦略特別交渉官) 宗像直子 馬田隆明 |
Class 14, 15 | 1/11(土) 13:30-18:00 |
ワークショップ 各プロジェクトからの最終報告[1][2] |
宗像直子 馬田隆明 |
修了要件
・講座をすべて受講し、議論に参加し、所定のリフレクションペーパーを提出すること。・グループプロジェクトに参加し、発表(共同)を行い、レポート(共同)を提出すること。
応募書類や選考方法、注意事項等、詳細については下記リンクにてご確認ください。