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【IMT】特別展示『アヴェス・ヤポニカエ〈10〉 – 彷徨える分類』

掲載日:2024年7月18日

基本情報

区分 展示
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2024年7月30日 — 2024年9月29日
開催場所 その他学内・学外
会場 インターメディアテク STUDIOLO
JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」
住所:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階
アクセス:JR東京駅丸の内南口から徒歩1分/丸ノ内線東京駅地下道より直結
千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分

https://www.intermediatheque.jp/ja/press/view/id/PR075
参加費 無料
申込方法 事前申込不要
お問い合わせ先 東京大学総合研究博物館
050-5541-8600(ハローダイヤル)

[概要]
 「種は生物の基本であり、絶対的なものである」-そう思われるかもしれない。だが、進化を考えれば、種とは常に変わりつつある集団の、現時点での状態に過ぎない。そして、人間が「ここまでが同じ集団」と決めた恣意的な定義でもある。その種に与えられる固有の学名も、分類の変化によって移り変わる。
 人間は世界を分類したがる。小型の鳥類を「ことり」で終わらせず、「スズメ」「ツバメ」などと呼び分けているのは、分類の始まりである。一方、このような自然分類は現代の生物学的な基準とは整合しない場合がでてきた。例えば、「見た目に区別できないが、遺伝的に交流がない2集団に分かれている」といった場合だ。こういった集団は既に異なる遺伝子プールとなっており、今後、遺伝子が共有される見込みもない。つまり生物学的には「既に別の生き物」である。鳥類でも遺伝子を用いた研究が進み、従来の系統や分類が大きく変化しつつある。
 日本の鳥類の分類と命名については、日本鳥学会の発行する日本鳥類目録が一つの基準となる。本年度、日本鳥類目録改訂第8版が刊行され、最新の研究結果が反映された。その結果、分類上の位置付けが変わったものがかなりある。例えばイソヒヨドリは従来ツグミ科とされていたが、その後の研究でツグミ科がヒタキ科に統合され、さらに最新版ではツグミ科が復活するも、イソヒヨドリはヒタキ科という解釈になった。日本のヨタカは東南アジア産のCaprimulgus indicusの一部とされていたが、極東の個体群は別種 C. jotakaとなった。
 今回は日本鳥類目録最新版から、分類の変遷と流転について一瞥していただきたい。

主 催:東京大学総合研究博物館

●基本情報
名 称:特別展示『アヴェス・ヤポニカエ〈10〉 – 彷徨える分類』
会 期:2024年7月30日(火)- 9月29日(日)
時 間:11:00–18:00(金・土は20:00まで開館)*時間は変更する場合があります
休館日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館、ただし8月13日(火)、19(月)は開館)、 9月2日(月)から9月9日(月)、その他館が定める日
会 場:インターメディアテク3階収蔵展示室「STUDIOLO(ストレージ)」
主 催:東京大学総合研究博物館
入館料:無料
住 所:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2・3F
アクセス:JR東京駅丸の内南口から徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結、千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分

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