特別展示『ボトルビルダーズ――古代アンデス、壺中のラビリンス』

基本情報
区分 | 展示 |
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対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2020年9月24日 — 2020年11月29日 |
開催場所 | その他学内・学外 |
会場 | 会場:東京大学総合研究博物館小石川分館/建築ミュージアム 住所:東京都文京区白山3-7-1 アクセス:東京メトロ・丸ノ内線「茗荷谷(みょうがだに)」駅より徒歩8分 時間:10時00分―16時30分(入館は16時00分まで)
休館日:月~水 *但し祝日は開館、その他臨時休館有り 【入館手続き】 東京大学総合研究博物館小石川分館は2020年9月24日に再開館いたします。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当館では入館手続きを実施いたします。 以下についてご理解いただき、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 (事前予約は不要です) 1. 一般来館者の皆様には、入館の前に検温を実施させていただきます。37.5 度以上の発熱が確認された場合、ご入館をお断りいたします。 2. 東京大学の学生および教職員は、「健康管理報告」の画面をご提示ください。 3. すべての入館者の皆様には、氏名/住所/連絡先の記載のご協力をお願いいたします。 4. 過去2週間以内に感染拡大国/地域への訪問歴がある方は、ご来館をお控えください。 5. 入館の際はマスクの着用、咳エチケット、手指消毒にご協力ください。 6. 館内では指定の順路に沿ってお進みください。 7. 館内では他のお客様との距離を2m以上確保するようにお願いいたします。 8. 展示物および展示ケースや壁にはお手を触れないようお願いいたします。 9. 10名以上の団体・グループでの入館はご遠慮いただきます。 10. 館内の混雑状況により、入館制限を行う場合があります。 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 事前申込不要 |
お問い合わせ先 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
壺中の迷宮、門前の緒言
アンデス文明は優れた陶芸作品で知られるが、とくにボトル型の土器が充実しているという点が世界の諸文明の中でも特徴的である。口縁部が小さくすぼまったボトルの形状は、組み立ての時点で製作者の指や工具がどのように内部に入りえたのか、そしてどのように抜いたのか、という謎を投げかけてくる。またボトルの内部は液体と気体がせめぎ合いながら移動する空間であり、中には内蔵されたホイッスル<笛玉>へと空気を誘導し、音を鳴らす機能を持つ複雑な笛吹きボトルもある。こういった古代アンデスのボトルの形状は静態的にではなく、人体/工具や液体/気体が入り、そして出ていくという動態的な視点で捉え直す必要があるのだ。本展ではとくに笛吹きボトルを中心として、X線CTや写真による3次元計測、レプリカ制作など専門的な手法による、このラビリンスの攻略を紹介する。
鶴見英成(東京大学総合研究博物館 助教/アンデス考古学、文化人類学)
展示チラシ(PDF)