特別展示『プロトログ――山中俊治デザインの発生学』
基本情報
区分 | 展示 |
---|---|
対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2022年4月26日 — 2022年7月18日 |
開催場所 | その他学内・学外 |
会場 | インターメディアテク「GREY CUBE」 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3F アクセス:JR東京駅丸の内南口徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結 時 間:11時-18時(金・土は20時まで開館)入館は閉館時間の 30 分前まで *時間は変更する場合があります 休館日:月曜日(月曜日祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、以下の来館者へのお願いを事前にご確認の上、ご来館いただきますようお願いいたします。 [1] 入館の際はマスクの着用、咳エチケット、手洗いや手指消毒にご協力ください。 [2] 入館時に検温を実施させていただきます。37.5度以上の発熱が確認された場合、ご入館をお断りさせていただきます。 [3] 過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴がある方は、ご来館をお控えください。 [4] 館内では他の来館者との距離をできるだけ2m取るように心がけてください。 [5] 館内ではお静かにご鑑賞いただくようお願いいたします。 [6] 展示物及び展示ケース、使用を中止している機器や壁にはお手を触れないようお願いいたします。 [7] 館内の混雑状況により、入館規制を行う場合があります。 [8] 10名以上での団体・グループでの入館はご遠慮いただきますようお願いいたします。 |
参加費 |
無料
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申込方法 | 事前申込不要 |
お問い合わせ先 | ハローダイヤル 050-5541-8600 国外からは +81-47-316-2772 |
山中俊治(東京大学生産技術研究所教授)はインダストリアル・デザイナーかつ人工物エンジニアリングの専門家として時代の先端を走る。本展は、山中のデザインが、どのように生み出されたのかを博物学的観点から解析すること、そして、それをとおして人工物と自然界にみられる形態の相同を考察する試みである。
機能的でありながら見た目や社会の肌感覚にも心地よい人工物の考案を目指すエンジニアリングと、自然界の学術的理解を主たる目的とする博物学。芸術と科学の対比に似て隔絶していてように見える両者に接点は存在しないのか。この問いかけが生じたのは、工学的・審美的な計算をもとに設計された人工物の形態に似た展示物が我々の博物館の中のいたるところに見いだされる事実にもとづく。
実のところ、最先端のエンジニアリングは、デザインの創発段階にあって、博物学における分類、記載、解析、解釈と同じような方法で図像や事象や調査をおこなっている。博物学とは独立した営みであるにもかかわらず、成果物だけでなく、それを生み出すプロセスにおいてもみられる類似は無関係のようには思えない。その内実を考察する本企画は、山中自身の言によれば「博物館の収蔵品と私の作品との意味的、原理的、あるいは形態的なつながりを改めて考える展示である」。
展示タイトルに言う「プロトログ(protolog)」とは生物の新定義する際におこなう最初の記載(原記載)を指す語である。本展においては山中自身の作品についての語りが、まずはそれにあたる。同時に、本展では、一流のデザイナーの着想の始源(プロト)、そこから作品の生成に至るまでの思考の日誌(ログ)を提示することをとおして、人工物デザインの発生プロセスを記載する語としても用いることにした。
主催 東京大学総合研究博物館+東京大学生産技術研究所山中俊治研究室
機能的でありながら見た目や社会の肌感覚にも心地よい人工物の考案を目指すエンジニアリングと、自然界の学術的理解を主たる目的とする博物学。芸術と科学の対比に似て隔絶していてように見える両者に接点は存在しないのか。この問いかけが生じたのは、工学的・審美的な計算をもとに設計された人工物の形態に似た展示物が我々の博物館の中のいたるところに見いだされる事実にもとづく。
実のところ、最先端のエンジニアリングは、デザインの創発段階にあって、博物学における分類、記載、解析、解釈と同じような方法で図像や事象や調査をおこなっている。博物学とは独立した営みであるにもかかわらず、成果物だけでなく、それを生み出すプロセスにおいてもみられる類似は無関係のようには思えない。その内実を考察する本企画は、山中自身の言によれば「博物館の収蔵品と私の作品との意味的、原理的、あるいは形態的なつながりを改めて考える展示である」。
展示タイトルに言う「プロトログ(protolog)」とは生物の新定義する際におこなう最初の記載(原記載)を指す語である。本展においては山中自身の作品についての語りが、まずはそれにあたる。同時に、本展では、一流のデザイナーの着想の始源(プロト)、そこから作品の生成に至るまでの思考の日誌(ログ)を提示することをとおして、人工物デザインの発生プロセスを記載する語としても用いることにした。
主催 東京大学総合研究博物館+東京大学生産技術研究所山中俊治研究室