『音景夜景 – トウキョウヘ オモイヲハセル』
基本情報
区分 | 展示 |
---|---|
対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 教職員 |
開催日(開催期間) | 2023年3月17日 — 2023年5月7日 |
開催場所 | その他学内・学外 |
会場 | 東京タワー メインデッキ1F 〒105-0011 港区芝公園4丁目2−8 【アクセス】 ※時間は、東京タワーの営業時間に準じます。【東京タワーの営業状況について】 ※当日の状況によっては、一部の展示を視聴できない場合があります。 |
参加費 |
有料
東京タワーの入場料が必要(展示は無料)。 |
申込方法 | 事前申込不要 |
主催:東京大学総合研究博物館
特別協力:株式会社TOKYO TOWER
協力:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京、文化発信促進委員会(CSPC)
協賛:アンテナ技研株式会社、コンピュータ・システム株式会社
このたび東京大学総合研究博物館は、株式会社TOKYO TOWERの特別協力のもと、昨年に引き続き、2回目となる、サウンドスケープ・モバイル・ミュージアム『音景夜景 – トウキョウヘ オモイヲハセル』を開催します。
モバイル・ミュージアムとは、様々な場所に自由に遊動するミュージアムをあらわす、東京大学総合研究博物館が提案してきた次世代型ミュージアムです。最近では、世界各国の様々なミュージアムが実践しています。
東京タワーで行われるこの展示は、 東京タワーメインデッキの特設スペース「Club333」で上映されているオリジナル動画『東京500年シアター』のコンテンツにインスピレーションを受け、モバイル・ミュージアムとサウンドスケープを、東京大学総合研究博物館森洋久研究室の企画・制作によって組み合わせる新しい試みです。名付けて「サウンドスケープ・モバイル・ミュージアム」と呼んでいます。
今年の展示テーマは、日本が国家として初めて参加し、ウィーンのジャポニズムのきっかけとなった、明治6年のウィーン万国博覧会です。日本を世界に知らしめる機会であり、全国からありとあらゆる「物」が収集され、数十人もの大チームがヨーロッパへ渡りました。150年というこの節目の年に思いをはせ、東京大学、東京藝術大学大学美術館などのデジタルアーカイブから、参加者のエピソード、奇想天外な出品物、ウィーン万博ゆかりの美術品がライティングパネルで紹介されます。
万国博覧会開催国のオーストリアと日本は、150年間、友好関係を続けてきました。今回の展示では、現在のオーストリアのアーティストたちが日本にまつわる記憶、解釈、夢を再構築するために、オーストリア文化フォーラム東京によって構想されたプラットフォーム#JapanRevisited202x: then-now-afterの一部を紹介します。万国博覧会資料とあわせて、現代アートがダイナミックにクロスします。
展示の最大の見どころは、50チャンネルを超えるスピーカーによるダイナミックな音響(音景)の中で展示を閲覧できるところです。西伊豆の波の音、SLの音や、東京タワーの地上260m付近で録音した都市音を使ったインスタレーション・サウンドなどが繰り広げられます。高音質、かつ、長時間録音されたものをメインデッキ(150m)の一部で再生します。通常、展覧会に使われる音声といえば、音声ガイドや、体験型コーナーの説明的音声が大半ですが、サウンドスケープは、説明することが目的ではありません。来場者がいる空間に組み込まれていて、空間を構成している音がサウンドスケープであります。
かつて、各地から採集された「物」がウィーンへ展開され、ヨーロッパの人々が日本へ誘われたように、各地から採集された日本の様々な「音」によって、閲覧者をその場所の風景の中へと導きます。西伊豆の海岸で、あるいは、SLの走る田園の風景の中で展覧会を閲覧していると想像してはいかがでしょうか。150年前、特産品を万国博覧会へ送り出した日本各地の人々は、その土地の風景の中で、新しい時代の到来を感じ取っていたに違いありません。
東京の中心から望む風景の中で、サウンドスケープと展示が展開されるという新しい形の展覧会です。特に日が落ちた時間帯は、音景と夜景に展示照明が加わり、より幻想的な空間を演出します。
音声のリアルタイム制御は、東京大学総合研究博物館森洋久研究室の開発である、SOI (Serial Over IP)技術を中心とした様々な通信技術を応用しています。
特別協力:株式会社TOKYO TOWER
協力:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京、文化発信促進委員会(CSPC)
協賛:アンテナ技研株式会社、コンピュータ・システム株式会社
このたび東京大学総合研究博物館は、株式会社TOKYO TOWERの特別協力のもと、昨年に引き続き、2回目となる、サウンドスケープ・モバイル・ミュージアム『音景夜景 – トウキョウヘ オモイヲハセル』を開催します。
モバイル・ミュージアムとは、様々な場所に自由に遊動するミュージアムをあらわす、東京大学総合研究博物館が提案してきた次世代型ミュージアムです。最近では、世界各国の様々なミュージアムが実践しています。
東京タワーで行われるこの展示は、 東京タワーメインデッキの特設スペース「Club333」で上映されているオリジナル動画『東京500年シアター』のコンテンツにインスピレーションを受け、モバイル・ミュージアムとサウンドスケープを、東京大学総合研究博物館森洋久研究室の企画・制作によって組み合わせる新しい試みです。名付けて「サウンドスケープ・モバイル・ミュージアム」と呼んでいます。
今年の展示テーマは、日本が国家として初めて参加し、ウィーンのジャポニズムのきっかけとなった、明治6年のウィーン万国博覧会です。日本を世界に知らしめる機会であり、全国からありとあらゆる「物」が収集され、数十人もの大チームがヨーロッパへ渡りました。150年というこの節目の年に思いをはせ、東京大学、東京藝術大学大学美術館などのデジタルアーカイブから、参加者のエピソード、奇想天外な出品物、ウィーン万博ゆかりの美術品がライティングパネルで紹介されます。
万国博覧会開催国のオーストリアと日本は、150年間、友好関係を続けてきました。今回の展示では、現在のオーストリアのアーティストたちが日本にまつわる記憶、解釈、夢を再構築するために、オーストリア文化フォーラム東京によって構想されたプラットフォーム#JapanRevisited202x: then-now-afterの一部を紹介します。万国博覧会資料とあわせて、現代アートがダイナミックにクロスします。
展示の最大の見どころは、50チャンネルを超えるスピーカーによるダイナミックな音響(音景)の中で展示を閲覧できるところです。西伊豆の波の音、SLの音や、東京タワーの地上260m付近で録音した都市音を使ったインスタレーション・サウンドなどが繰り広げられます。高音質、かつ、長時間録音されたものをメインデッキ(150m)の一部で再生します。通常、展覧会に使われる音声といえば、音声ガイドや、体験型コーナーの説明的音声が大半ですが、サウンドスケープは、説明することが目的ではありません。来場者がいる空間に組み込まれていて、空間を構成している音がサウンドスケープであります。
かつて、各地から採集された「物」がウィーンへ展開され、ヨーロッパの人々が日本へ誘われたように、各地から採集された日本の様々な「音」によって、閲覧者をその場所の風景の中へと導きます。西伊豆の海岸で、あるいは、SLの走る田園の風景の中で展覧会を閲覧していると想像してはいかがでしょうか。150年前、特産品を万国博覧会へ送り出した日本各地の人々は、その土地の風景の中で、新しい時代の到来を感じ取っていたに違いありません。
東京の中心から望む風景の中で、サウンドスケープと展示が展開されるという新しい形の展覧会です。特に日が落ちた時間帯は、音景と夜景に展示照明が加わり、より幻想的な空間を演出します。
音声のリアルタイム制御は、東京大学総合研究博物館森洋久研究室の開発である、SOI (Serial Over IP)技術を中心とした様々な通信技術を応用しています。
■講演会 3月19日(日) 14:00~17:00
東京タワーメインデッキ1F Club333
ウェブサイトより、要予約
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大澤 啓(東京大学 総合研究博物館 特任研究員)
司会・展示解説 森 洋久(東京大学 総合研究博物館 准教授)