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令和5年度「学芸員専修コース」研修生募集

掲載日:2023年3月2日

基本情報

区分 募集
対象者 社会人・一般
募集期間 2023年3月1日 — 2023年9月29日
開催場所 本郷地区
会場 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学総合研究博物館
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_13_04_j.html
定員 10名
参加費 有料
10,000円
申込方法 要事前申込
申込受付期間 2023年3月1日 — 2023年9月29日
総合研究博物館では、2023年11月に国内の博物館及び博物館相当施設で働く専門職員を対象とした「学芸員専修コース」を開催することとなりました。

【実施期間および場所】
 期間:令和5年11月13日(月)~17日(金)
 場所:東京大学総合研究博物館 3階第一演習室

【テーマ】
 サイエンス&アート:植物標本と植物画
 自然史系の学問にとって、標本は一次資料としてなくてはならないものです。植物学の分野でも、研究のための標本が世界中で集められ、蓄積されてきました。しかし、
植物標本は生時の色をとどめることが難しく、またおし葉標本を作製する過程で三次元の構造が変形してしまう欠点がありました。その欠点を補うために、生時の色や形
を再現し記録するために植物画が描かれてきました。したがって、科学における植物画には正確な再現性が求められます。一方、植物は形が多様で多彩なことから、絵画
のモチーフとして用いられることも多く、アートとしての植物画も制作されてきました。博物学として優れた植物画とは、再現性と芸術性を兼ね備えたものと言えます。
東京大学植物標本室(TI)には、190 万点を超える膨大な標本と、明治から大正時代にかけて理学部植物学教室の画工により描かれてきた植物画、『牧野日本植物図鑑』
(1940)の元絵となった山田壽雄の植物画、中島睦子氏が描いた『日本ラン科植物図譜』(2012)の原画、昭和から平成にかけて理科の教科書や図鑑の挿絵を数多く描いて
きた天木茂晴氏の原画など、数多くの植物画が収蔵されています。それらの標本と植物画を有機的に結びつけた新たな博物館展示を、受講生の皆さんと一緒に考えてみた
いと思います。いつもは「地味」な植物関係の展示を、サイエンス&アートの力で訴求力のある展示にすることができるでしょうか?

【対象者】
 博物館、美術館、資料館、埋蔵文化財センター及び文化関連事業において、学芸員資格取得者もしくは学芸員としての業務に直接携わる者。

受講を希望される方は、下記リンクからご覧ください。
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