富山・石川・岐阜・長野県を中心とする総合観測記者発表

富山・石川・岐阜・長野県を中心とする総合観測 |
概 要
東京大学地震研究所や京都大学防災研究所をはじめとする全国の大学は,「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)」の一環として,平成16年度から5カ年の予定で,跡津川断層を取り囲む地域(富山・石川・岐阜・長野の各県)において,地球物理的な大規模共同総合観測を実施する.
今回の総合観測を実施する地域は,日本列島の中でも地殻歪の蓄積速度が大きい場所とされている新潟県から神戸にかけての,いわゆる歪集中帯にあり,多面的な観測研究によって,歪集中のメカニズムを明らかにし,更に内陸断層へ応力がどのように蓄積していくのかといった問題について新しい知見を得ることを目指している.
発表者
東京大学地震研究所地震地殻変動観測センター 教授 岩崎 貴哉