コミュニケーションマークの設定について記者発表

コミュニケーションマークの設定について |
平成16年11月10日
東京大学総務企画室
東京大学は、新たに「コミュニケーションマーク」を設定し、その使用を通じて社会との連携をさらに強化します。
東京大学は、2004年4月、国立大学法人東京大学となりました。
この大きな転機を機に、東京大学は、これまで以上に自律性を発揮しつつ、本学の研究成果やその過程を広く社会に還元し、広報してまいります。そのためには、より多くの方々と多面的な接点をもち、本学への理解を深めていただくことが重要です。そこで、さまざまなコミュニケーション活動の強化を目的として、「コミュニケーション・マーク」を設定し、活用していくことといたしました。
また、世界の東京大学として、特に海外有力大学とのコミュニケーションをさらに促進していくため、「UTセレクショングッズ」の開発もスタートいたしました。
1.コミュニケーション・マークについて
新しいアイデンティティを表現するものとしてコミュニケーションマークを設定しました。コンセプトは「知性の顔」、モチーフは「The University of Tokyo」の頭文字UTを使用し、自由で開かれた新しい東大の顔を形にしました。このマークは、笑顔・交流・期待感を表現しています。デザインは、日本デザインセンター・クリエイティブディレクター 太田岳氏によるものです。
なお、このコミュニケーションマークは、東大で企画開発された商品にのみ使用するものとしております。(商標登録出願手続中)
2.コミュニケーション・センターの開設について
大学と社会の双方向的な連携を推進する拠点施設として整備されたのがコミュニケーションセンターです。
建物は、東京大学・本郷キャンパス内、赤門の北隣に位置します。建物自体は、1910年(明治43年)に人力車の車庫として建設されたもので、東京大学の建物としては、旧東京医学校本館(現東京大学総合研究博物館小石川分館)に次ぐ古いものです。この歴史に新たな息吹を吹き込むため、この度リノベーションし、大学内外との多様な接点を生み出す契機となる場「コミュニケーションセンター」に生まれ変わりました。
コミュニケーションセンターでは、コミュニケーション・マークが配されたグッズ類の販売や、東京大学の広報物の閲覧・配布、キャンパスツアーの拠点として、東京大学を訪れた方々を温かくお迎えする様々な機能を提供します。
3.セレクション・グッズの開発・販売について
コミュニケーションセンターでは、「UTセレクショングッズ」を販売しています。これらは大学と社会を親しく繋ぐためのコミュニケーション・ツールとして、大きく以下の2つの目的を持ち新たに開発されたものです。
- 東大の研究成果を利用した商品の開発
東京大学で生み出された数多くの研究成果を、一般の方にも具体的なイメージをもっていただけるよう、わかりやすく、使いやすい商品の形態にして販売します。
初回販売商品には、太陽光を利用して有害物質を浄化する光触媒の技術を利用した家庭用光触媒シートや、平面印刷物を3次元に投影できるレンズ技術の3Dフォトなどがあります。 - コミュニケーションマークを配した良質なギフト小物の製作
海外・国内を問わず東大を訪れる賓客のために、ギフト用のステーショナリー・小物類を製作します。特に良質な素材を厳選し、それぞれにコミュニケーション・マークを配します。初回の製作にあたっては、株式会社和光(革製品)、株式会社大倉陶園(陶器)などのご協力をいただいています。
4.コミュニケーション・センター開店・営業時間について
コミュニケーション・センターは、平成16年11月13日(土)、多くの卒業生を招いて開催される、初の全学行事「ホームカミングデー」当日に仮オープン致します。
センターの開室時間は月曜から土曜の10:30~18:30。日曜・祝日は休みです。
センターの運営は、(株)クリーク・アンド・リバー社に委託し、販売スタッフには本学学生があたります。初回開発グッズの販売を行いながら、来年3月の本オープンに向け、新たなグッズの開発を進めて参ります。