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東大病院「22世紀医療センター」プロジェクト記者発表

東大病院「22世紀医療センター」プロジェクト
-「関節疾患」、「医療経営政策」で新たな連携-

東京大学医学部附属病院
中外製薬株式会社
ニッセイ情報テクノロジー株式会社

概要

  東京大学医学部附属病院(東京都文京区、病院長 永井 良三、以下「東大病院」)、中外製薬株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 永山 治)、ニッセイ情報テクノロジー株式会社(東京都大田区、代表取締役社長 小林 俊)は、平成18年度に東大病院内に設置される「22世紀医療センター」(参考1を参照)における共同研究事業等(22世紀医療センタープロジェクト)について提携します。
 22世紀医療センタープロジェクトとは、東大病院をフィールドとして新たな臨床医療または医療関連サービスの研究と開発を行うプロジェクトであり、研究・開発成果については、早期に東大病院などを通じて患者様等に提供することを目標としています。このプロジェクトを推進することで、われわれは高次の医療を個々人に最適な形で還元し、また、わが国の臨床医学の持続的発展ならびに医療関連産業の着実な展開に寄与することができると確信しています。
 平成16年度中に各社と東大病院は下記の医学研究、医療関連事業の分野に関して共同の取組みを開始し、平成18年度に活動の拠点を新中央診療棟II期内に設置される「22世紀医療センター」に移します。
 東大病院では、これまで本年4月および6月に9社(参考2を参照)との連携を発表しており、今回の発表で合計11社の参加が決まりました。


共同研究内容

  1. 関節疾患総合研究(中外製薬株式会社)
     生活習慣データ、環境因子、ゲノム情報など、変形性関節症および関節リウマチへの関与が示唆される情報を統合的に解析することにより、これら関節疾患の危険因子を同定し、その分子背景に迫り、更には治療の標的分子の同定を目指す。
  2. 医療経営政策学(ニッセイ情報テクノロジー株式会社)
     いまだ本邦において未成熟である医療政策学・医療経営学の研究基盤を確立し、多施設にわたる情報ネットワークを活用して、包括制度をはじめとする諸制度下において医療の質と効率性の向上をより高い次元で実現するための学際的研究と政策提言、およびエビデンスに基づく応用的医療経営戦略の策定と実践を目的とする。


【参考1】 新中央診療棟II期の概要
  竣工 : 平成18年3月
  面積 : 約30,000?

  1. 診療部分(地下3階~地上7階)
    手術室、放射線診断・治療、生理検査、周産母子、リハビリテーション、病理検査、組織バンク、CPCなど
  2. 22世紀医療センター(地上8、9階部分、約6000?)
    (1)予防医学・健康関連サービス研究/事業
    (2)治験研究/事業
    (3)創薬関連研究
    (4)医療関連教育研究/事業
    (5)インキュベーション事業
    (6)その他、医療サービスの研究/開発など


【参考2】 既に本年4月に連携を発表している企業
  株式会社 エヌ・ティ・ティ・データ(東京都江東区)
  株式会社 日立製作所(東京都千代田区)
  株式会社 メディネット(神奈川県横浜市)
  田辺製薬 株式会社(大阪府大阪市)
  佐川急便 株式会社(京都府京都市)
  テルモ 株式会社(東京都渋谷区)
  武田薬品工業 株式会社(大阪府大阪市)
  アンジェス MG 株式会社(大阪府豊中市)
  株式会社 サトウスポーツプラザ(東京都府中市)


【参考3】22世紀医療センター 施設イメージ

22世紀医療センター施設イメージ図

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