東大病院「22世紀医療センター」プロジェクト―臨床運動器医学で新たな連携―記者発表

東大病院「22世紀医療センター」プロジェクト |
東京大学医学部附属病院
エーザイ株式会社
1.概要
東京大学医学部附属病院(東京都文京区、病院長 永井 良三、以下「東大病院」)、エーザイ株式会社(東京都文京区、社長 内藤 晴夫)は、平成18年度に東大病院内に設置される「22世紀医療センター」(参考1を参照)における共同研究事業等(22世紀医療センタープロジェクト)について提携します。
22世紀医療センタープロジェクトとは、東大病院をフィールドとして新たな臨床医学または医療関連サービスの研究と開発を行うプロジェクトであり、研究・開発成果については、早期に東大病院などを通じて患者様等に提供することを目標としています。このプロジェクトを推進することで、われわれは高次の医療を個々人に最適な形で還元し、また、わが国の臨床医学の持続的発展ならびに医療関連産業の着実な展開に寄与することができると考えています。
平成18年度には活動の拠点を新中央診療棟II期内に設置される「22世紀医療センター」に移します。
東大病院では、これまでに14社(参考2を参照)との連携を発表しており、今回のエーザイ株式会社との連携で合計15社の参加が決まりました。
2.共同研究内容
「臨床運動器医学」
Evidence based medicine (EBM)の概念が世界的に定着しつつある中、運動器疾患の病態・診断・治療に関する日本人を対象としたエビデンスは明らかに不足している。
「臨床運動器医学」では、日本人における運動器疾患、特に脊椎疾患や神経疾患に関する質の高いエビデンス創出を果たし、またその分子背景に迫り、更には治療の標的分子の同定を目指す。これにより、日本における運動器疾患の予防・治療の飛躍に資することを目的としている。
【参考1】 新中央診療棟II期の概要
竣工 : 平成18年3月
面積 : 約30,000?
- 診療部分(地下3階~地上7階)
手術室、放射線診断・治療、生理検査、周産母子、リハビリテーション、病理検査、組織バンク、CPCなど
- 22世紀医療センター(地上8、9階部分、約6000?)
①予防医学・健康関連サービス研究/事業
②治験研究/事業
③創薬関連研究
④医療関連教育研究/事業
⑤インキュベーション事業
⑥その他、医療サービスの研究/開発など
【参考2】 既に連携を発表している企業(発表順)
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(東京都江東区)
株式会社日立製作所(東京都千代田区)
株式会社日立メディコ(東京都千代田区)
株式会社メディネット(神奈川県横浜市)
田辺製薬株式会社(大阪府大阪市)
佐川急便株式会社(京都府京都市)
テルモ株式会社(東京都渋谷区)
武田薬品工業株式会社(大阪府大阪市)
アンジェスMG株式会社(大阪府豊中市)
株式会社サトウスポーツプラザ(東京都府中市)
中外製薬株式会社(東京都中央区)
ニッセイ情報テクノロジー株式会社(東京都大田区)
ハイメディック株式会社(東京都渋谷区)
GE横河メディカルシステム株式会社(東京都日野市)