東大白書の新たな宣言記者発表

「東京大学大変革現状と課題4 2004」 |
東大白書の新たな宣言
率直なメッセージ
“東京大学白書”の通称で知られる「現状と課題」シリーズは、第4号をむかえて編集を刷新、タイトルも従来の特集の枠を超えて『東京大学大変革』と名づけました。
お伝えしたいことは2つです。第一に、東大が法人化とは独立に、さまざまな改革を自律的におこなってきていたこと。第二に、国立大学法人化という開学以来の大波に、どのように対処したかということ。現場の率直な姿と声をお伝えします。
対象時期は2001年から2005年。佐々木毅総長の在任期にあたります。
明快な構成
巻頭対談 | 「大学改革の4年間」 |
佐々木毅現総長 小宮山宏次期総長 | |
第一部 | 東京大学の改革(カリキュラム改革・法科大学院等) |
中間部 | 国立大学協会と法人化(特別鼎談・解説) |
第二部 | 東京大学の法人化(東大憲章・組織再編等) |
附録 | 法人化クロニクル(1996~2004年の経緯)等 |
法人化という大波の記録
現場の声を満載
佐々木総長のもと東大は、みずからのアイデンティティを確立する改革を独自に進めてきました。東大憲章を制定して大学の理念を明確にし、新しい教育機関と研究拠点を充実させるなど、第一部「東京大学の改革」では、その具体的な試みを御紹介します。
そして2004年4月1日、国立大学法人化。このとき佐々木総長は国立大学協会の会長として、全国の国立大学の動きの核でもありました。中間部「国立大学協会と法人化」では、急速に展開する学内外の当時の動きを報告します。さらに第二部「東京大学の法人化」では、嵐のような対応作業に携わった現場の声を伝えています。
国立大学法人東京大学」初の白書
本書は、国立大学法人としての東京大学が刊行する初めての白書です。
刊行 | 2005年3月30日 |
編集・発行 | 国立大学法人 東京大学 |
発行者 | 佐々木毅 |
判型 | B5判 264ページ |
価格 | ,360(税込み) |
販売に関するお問い合わせ |
株式会社トランスアート |
電話番号 03-3266-4698 |
ホームページ http://www.transart.co.jp/ |
※営業時間 月~金 10:00~17:00 |
佐々木体制の機動力
解説より
「鼎談では、国立大学法人法をめぐる国大協と文部科学省との駆け引きの一端が明らかにされる。社会的にもあまり知られていない、運営費交付金算定方式の決定に至るまでの混乱の様子がビジブルに語られている」
鼎談より
佐々木 「法人化作業を実施に移す以上、なし崩しではなく、一つの区切りをつけたいと思った」
表紙画像データ
表紙画像(クリックすると高解像度(1071x1528ピクセル)画像が表示されます)