PRESS RELEASES

印刷

記者会見「超小型Xバンド電子ライナックの産業・医療応用展開」記者発表

記者会見「超小型Xバンド電子ライナックの産業・医療応用展開」

平成17年12月6日

東京大学原子力専攻産官学連携推進室・(株)アキュセラ
ひたちなかテクノセンターでの記者会見のお知らせ

下記の要領にて記者会見を開催いたしますので、幅広い記者の方々のご出席をお待ちしております。

日 時: 平成17年12月7日(水) 16:00-17:00
場 所: ひたちなかテクノセンター1階特別会議室
発表者: 東京大学大学院工学系研究科原子力専攻 教授 上坂 充

「超小型Xバンド電子ライナックの産業・医療応用展開」

東京大学原子力専攻産官学連携推進室(室長 上坂充)と(株)アキュセラ(社長 田辺英二)は、共同で11月1日、ひたちなかテクノセンターに事業所をオープンした。両者はそこを設計・ビジネス拠点として同センターの支援を受けながら、産業・医療用Xバンド電子ライナックの開発・システムインテグレーション・ビジネス展開を推進する。
まずは非破壊検査用スーツケースライナックを開発する。すでに主要機器の設計・製作を開始しており、来年完成予定である。既往の商用機に比べ、小型化が促進されるのみならず、電子ビームと金属ターゲットでのX線のスポットサイズが1mm以下となり、検出の空間分解能が現状の3mmより格段に向上する。自動車のエンジンの非破壊検査への適用が期待できる。本開発には県外企業の加え、地元企業も複数参画する。
次のステップとしては、ピンポイント照射がん治療用Xバンドライナックを開発する。本システムは、東大で進行しているナノバイオ・インテグレーション研究拠点でのピンポイントセルセラピー・薬品伝達システム(Drug Delivery System, DDS)に適用していく。上記非破壊検査用・医療用Xバンドライナックの技術開発には、東京大学と高エネルギー加速器研究開発機構の共同研究成果が反映される。
本活動は以上のように、東海地区とつくば地区の連携をさらに促進することとなる。さらには国際ビジネス連携も図る。加えて東京大学では、将来の高度安心安全な放射線チーム医療のための、研究開発型医学物理の創成と医学物理士の育成も、並行して行う。
当日はそれら内容について詳細に説明いたします。

〔お問い合わせ先〕
ひたちなかテクノセンター企業支援部 鴨志田武 
東京大学大学院工学系研究科原子力専攻(教授)上坂 充
(株)アキュセラ(社長)田辺英二


アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる