記者会見「パキスタン地震被害の概要-復興支援への科学技術-」研究成果

記者会見「パキスタン地震被害の概要-復興支援への科学技術-」 |
パキスタン地震被害の概要
--復興支援への科学技術--
日 時 平成17年12月14日(水) 15:00~15:30
場 所 東京大学生産技術研究所・An棟 4階 小会議室
発 表 者 小長井 一男 生産技術研究所教授
小国 健二 地震研究所教授
目黒 公郎 生産技術研究所教授
中埜 良昭 生産技術研究所教授
発表概要
2005年10月8日現地時間8:28にパキスタン・インドの国境近くの山岳地(北緯34.493°, 東経73.629°)でM7.6の巨大地震が発生しました。孤立した山村が多く、被害の全貌は未だに不明ですが、11月2日時点で発表された死者数は73,246人(パキスタン実効支配地側のみ)、被災者は250万人に達すると見られています。この被害調査団(土木学会・建築学会及び独立行政法人国際協力機構(JICA))として東京大学生産技術研究所、地震研究所から地震工学の専門家が4名派遣されました。地震動の推定や被害の原因解明にとどまらず、今回は復興支援に向けて、どのような技術支援が可能かを模索する調査でもありました。
世界の地震の1割が起こるとされる地震大国日本の先進技術は文化背景や生活習慣の異なる地域にそのままの形で適用できるものばかりではありませんが、自然条件の類似するところも多く、その導入が大きく期待されています。今回の地震被害の特徴とその背景、そして可能な技術支援についてそれぞれのメンバーが語ります。
問合せ先 東京大学生産技術研究所 小長井 一男 教授