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記者会見「学部900科目の相互関係が構造化されます」記者発表

記者会見「学部900科目の相互関係が構造化されます」

学部900科目の相互関係が構造化されます
―MIMA Searchによる工学部・工学系講義科目の構造化・可視化―

日  時: 平成18年2月28日(火)13:30~15:00  
場  所: 工学系研究科・工学部 列品館2階中会議室
発 表 者: 平尾公彦 工学部長

発表概要: 工学教育推進機構は、開設する講義を通じて工学知の構造化を構築し、講義間の相互関連をも含め分かりやすくするため、具体的に講義シラバスの構造化・可視化を完成させ提示します。
       当日は、デモ用パソコンを数台用意します。

発表内容: 工学教育推進機構は、開設する講義を通じて工学知の構造化を構築し、講義間の相互関連をも含め分かりやすくするため、具体的に講義シラバスの構造化・可視化を完成させ提示します。
これは、学生が自分の興味を第一義的に考え、自主的に勉学の方向付けができるようにする学生自身の「セルフ・オリエンテーション」の提示です。
工学的課題の深化と拡大は、壮大な知の迷宮化を招いています。「工学知の構造化」は迷宮を歩く航海図として、或いは新しい学術を生み出すインフラとして様々な成果を生み出します。
「工学知の構造化」とは、工学部の講義と講義の関係を「階層化」と「類似化」という切り口で整理することです。「階層化」とは、ある講義を理解するために、前提として受講しておかなければならない講義はどれか、また次に発展できる講義は何かという関係を明示することです。
工学部では、これらの講義を工学基礎、専門基礎、専門、応用の4階層に大別し、それぞれの講義をこの分類に従って階層化しています。「類似化」とは、講義間の内容が互いにどこが同じで、どこが違うかを明示することです。
        予め類似性が明らかになっていれば、学生は自分のテーマに対して同じような講義を幾つも受講しないで済み、或いは類似した講義を複数受講して知識の幅を広げることも可能になります。
        MIMA Searchでは、講義の階層化と類似化による構造化を数理的に自然言語解析という手法で解析し、講義シラバスに書かれた文章を基にどんなテーマを扱っているか、他の講義との類似度を複合的に分析します。解析結果は実際に見やすく「可視化」しています。

問合せ先: 大学院工学系研究科工学教育推進機構 事務局


  

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