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東京大学総括プロジェクト機構にジェロントロジー寄付研究部門を設置記者発表

東京大学総括プロジェクト機構にジェロントロジー寄付研究部門を設置


東京大学総括プロジェクト機構にジェロントロジー寄付研究部門を設置。
高齢社会の課題解決を導く学際的な研究がスタート。
日本生命、セコム、ダイワハウスが支援・参加

東京大学(文京区本郷・総長小宮山宏)は、2006年4月1日、総括プロジェクト機構内に「ジェロントロジー寄付研究部門」を設置することになりました。日本生命保険相互会社、セコム株式会社、大和ハウス工業株式会社からそれぞれ5000万円の寄附をいただき実現したものであり、3年間のプロジェクトとしてスタートします。

<ジェロントロジーとは>
ジェロントロジーとは、一言で表現すると、生きがい寿命を延ばす学際研究、つまり、『生きがいの科学』と言えます。老化に伴う身体的機能の低下にのみ捉われることなく、持続もしくは向上する心理的機能、社会制度や地域環境など、エイジングを包括的に理解することを通じて、年齢や状態に関わらず個人の生きがいを創出するとともに、その生きがいが尊重され活用される社会(機会・環境)づくりを提言する学問です。

<総括プロジェクト機構とは>
この寄付研究部門が置かれる総括プロジェクト機構とは、複数の学問分野にまたがる学際的な研究などを総長のリーダーシップの下に実施する仕組みです。

<ジェロントロジー寄付研究部門参加教員>
本寄付研究部門の専任教員として、秋山弘子教授(社会心理専攻)が就任します。また、運営の中心となるメンバーとして、岩本康志教授(大学院経済学研究科現代経済専攻・公共政策大学院)、大内尉義教授(大学院医学系研究科生殖・発達・加齢医学専攻)、甲斐一郎教授、(大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻)、佐久間一郎教授、(大学院新領域創成科学研究科環境学研究系環境学専攻)、武川正吾教授(大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻)が参加します。

<ジェロントロジーと知の構造化>
  ジェロントロジーは、小宮山総長が展開する「知の構造化」の考え方によくマッチするものです。つまり、他の先進国にさきがけて顕在化している高齢社会の諸課題について、様々な学術分野の知を構造化し融合することによりその解決策を日本が導き出すことができれば、それは新しい日本の国際競争力の源泉になるということです。

<キック・オフのシンポジウムについて>
  平成18年6月3日(土)、安田講堂において、ジェロントロジー寄付研究部門のキック・オフのシンポジウムを開催します。国内外から多様な講演者を招いて開催する予定です。内容・取材等の詳細は決まり次第お知らせします。

お問い合わせ先
人文社会系研究科秋山教授室(研究内容に関して) TEL : 03-5841-3853(担当:秋山)
総務部企画課(研究内容以外のことに関して) 


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