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「東大-理研共同核物理国際プログラム」発足 および発足記念式典について記者発表

「東大-理研共同核物理国際プログラム」発足 および発足記念式典について

発表日時
2006年6月30日(金) 16時15分~16時45分

発表場所
東京大学理学部1号館西棟2階205号室(第二会議室)

発表者
東京大学 副学長・理事  岡村 定矩
理学系研究科長 岩澤 康裕   
東大-理研共同核物理国際プログラム
代表 大塚 孝治
理化学研究所      理事 土肥 義治
和光研究所長 茅 幸二
仁科加速器研究センター長 矢野 安重

発表概要
東大-理研共同で設立した重イオン核物理学の研究を推進する ための研究プログラムの発足とその記念式典について

発表内容
  東京大学および理化学研究所は,重イオン核物理分野の研究を一層発展させるために,「東大-理研共同核物理国際プログラム」を共同で設立し推進することに合意します。

 東京大学及び理化学研究所は,新たな連携・協力の枠組みの構築などを目指し,2004年(平成16年)4月に包括的な連携協力協定を結びました。本プログラムは,その協定に基づいて東大と理研が共同で設立する最初のものとなります。

東大と理研は重イオン核物理分野で以前より連携して研究を進め,世界をリードしてきました。理研では,世界最高性能の新鋭重イオン加速器RIBFが間もなく完成し,これまでにない種類の,あるいは,はるかに高い強度のRIビーム(不安定で短寿命の原子核の量子ビーム)を発生します。一方,東大においては,RIBFのビームを生かす最先端測定器SHARAQが建設されつつあります。このように,東大と理研は,測定器と加速器というような補完的な関係にあり,単なる共同研究以上の結びつきがあります。また,東大は豊富な人材を有しており,その面でも大型装置を持つ理研との相補的な連携に寄与しています。東大と理研が共同で行う本プログラムの設立により,両者の連携が大幅に強化されます。それに加えて,米国や欧州などとの国際的な連携も含められることから,研究の大幅な発展が期待されます。研究成果のみならず,運営方式の観点からも,本プログラムは,理化学研究所のような,大型研究施設を有する理化学研究所と,人材や多彩な機器などの資産を有する東京大学の間で,ビッグサイエンスの研究を進める新しい方式の模索にもなっています。

 本プログラムの発足式を小宮山東京大学総長,岡村同副学長,大熊理化学研究所理事(野依理事長の代理として出席),土肥同理事らの出席のもと,東京大学小柴ホールにて6月30日(金)午後5時より開催致します。小宮山総長はじめ数名の方からのご挨拶,本プログラムの説明があります。発足式の後,引き続き懇談会があります。

問い合わせ先 東京大学大学院理学系研究科 大塚 孝治

添付資料 東京大学大学院理学系研究科のホームページからリンクが
張られる予定です。



 

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