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記者会見「7大学スパコンセンター 大学の知と施設を民間企業に提供-イノベーション創出を支援-」記者発表

記者会見「7大学スパコンセンター 大学の知と施設を民間企業に提供-イノベーション創出を支援-」

1.発表日時:2007年7月24日(火) 午後1:30~2:30

2.発表場所:東京大学 情報基盤センター 4階 遠隔講義室

3.発表タイトル: 7 大学スパコンセンター 大学の知と施設を民間企業に提供
-イノベーション創出を支援-

4.発表者:
東京大学 情報基盤センター 米澤 明憲(センター長)、石川 裕(教授)

5.概要:
全国共同利用施設であるスーパーコンピュータを有する 7 大学 (北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学)は、社会貢献の一環として、大学で開発された応用ソフトウェアとスーパーコンピュータの、民間企業への提供を開始します。
本事業の特徴は、各大学が開発した応用ソフトウェア(シミュレーションソフトウェア等)と各大学が持つ国内有数のスーパーコンピュータを、それらの利用支援サービスと一体化して民間企業に提供することにあります。このようにサービス、ソフトウェア、ハードウェアの3つを同時に支援する試みは、国内外を通じて初めてのものです。この事業の目的は、大学の持つ知と施設によって我が国の経済発展に貢献することにあります。
企業におけるもの作りでは、創薬のための分子設計、ナノ技術分野での材料設計、自動車・航空機の設計などにおいて、従来の実験に代わってコンピュータを利用した計算シミュレーションが急速に取り入れられています。設計の現場では、短期間で精度の高い計算シミュレーションを繰り返すことにより、試行錯誤による膨大な実験を簡略化することが可能となります。このためには、高性能スーパーコンピュータが必要なだけでなく、高精度シミュレーションを可能とするソフトウェアが不可欠になります。
7 大学は、ASP (Application Service Provider) 事業を行うNPO等の団体あるいは企業と協力して、ライフサイエンス、もの作り技術、情報通信、環境エネルギー、社会基盤分野等を対象に、大学で開発された先端的シミュレーションソフトウェアとスーパーコンピュータの利用課題を民間企業から募り、企業によるイノベーション創出を支援します。今年度は利用課題の公募を2回行い、7大学で組織する選定委員会において利用課題を選定します
なお、本事業は、東京大学が代表して、文部科学省「先端研究施設共用イノベーション創出事業」プログラムから支援を受けています。また、国立大学法人 東京工業大学においても同じプログラムからの支援を受け、民間企業へのスーパーコンピュータ提供事業を行います。本7大学の事業と東京工業大学との事業は連携を図っていきます。このため、東京工業大学との合同記者会見を行う予定です。東京工業大学側の出席者は以下の通りです。
東京工業大学 学術国際情報センター 松岡聡 (教授)
また、遠隔テレビによる東京工業大学からの記者会見出席者は以下の通りです。
  東京工業大学 学術国際情報センター 渡辺治 (センター長)

6.問い合わせ先:
東京大学 情報基盤センター 総務係(03-5841-2710) itc.press.conf@cc.u-tokyo.ac.jp

 

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