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記者会見「世界最高性能の画像認識・検索処理を開発-任意の画像とそれをあらわす単語を双方向に素早く自動的に対応付ける:従来手法よりも精度を向上しつつ約一万倍の処理速度」研究成果

記者会見「世界最高性能の画像認識・検索処理を開発-任意の画像とそれをあらわす単語を双方向に素早く自動的に対応付ける:従来手法よりも精度を向上しつつ約一万倍の処理速度」

1.発表日時:2007年9月19日(水) 13:00~14:00

2.発表場所:東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館  3階31A号室

3.発表タイトル:「世界最高性能の画像認識・検索処理を開発 - 任意の画像とそれをあらわす単語を双方向に素早く自動的に対応付ける:従来手法よりも精度を向上しつつ約一万倍の処理速度」

4.発表者:
原田達也 東京大学大学院情報理工学系研究科 講師
中山英樹    同   修士課程学生
國吉康夫    同   教授

5.発表概要:
東京大学 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻の講師・原田達也と大学院生・中山英樹および教授・國吉康夫は,任意の画像を認識し,それを表現する適切な単語を対応づける,世界最高性能の画像認識処理方法を開発した.さらに,欲しい画像を表現する単語を入力すると,それに最も適合する画像をデータベースから検索するシステムも開発した.画像と単語の対応関係を事前に登録しておく必要はない.
このような画像認識・検索処理は,「画像アノテーション・リトリーバル技術」と呼ばれ,インターネット検索等,広大な需要が見込め,近年,検索サービス大手企業も含め,熾烈な開発競争が全世界で繰り広げられている.東京大学が今回開発した処理方法は,デファクトスタンダード(業界標準)のベンチマークテストにおいて,精度,速度の両面で世界最高を記録した.特に処理速度は,従来最高のものと比較して,1万倍程度に高速化した.
本研究には,大津展之,前,情報理工学系研究科COE特任教授(現,産業技術総合研究所,フェロー)および大学院生・松本理恵の協力を得た.また,日本学術振興会の科学研究費補助金(特定領域研究「情報爆発IT基盤」)等の支援を受けて開発した.
発表室においてパソコンでの実演あり.

6.問い合わせ先:
東京大学大学院情報理工学系研究科
國吉・原田研究室

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