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東京大学生産技術研究所 第65回定例記者会見の開催及び生産技術研究所 千葉試験線の開通式研究成果

東京大学生産技術研究所 第65回定例記者会見の開催及び生産技術研究所 千葉試験線の開通式

1.発表日時:2007年 11月 9日(金)12:45 ~ 13:15

2.発表場所:東京大学生産技術研究所千葉実験所事務棟会議室
        千葉市稲毛区弥生町1-8 (JR総武線西千葉駅下車北口徒歩5分)
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/chiba/ 

3.発表タイトル:
国内の大学としては初めて  LRT(次世代路面電車)等の鉄道研究用実軌道
「生産技術研究所 千葉試験線」を敷設
―安全・環境に配慮した効率的な交通システムの構築を目指して―

4.発表者:須田 義大 教授(生産技術研究所 機械・生体系部門/千葉実験所長
/先進モビリティ連携研究センター)

5.発表概要:
鉄道の試験線は車両の走行試験のために大変重要であるにもかかわらず、日本国内ではほとんど存在しません。このたび、生産技術研究所では、千葉実験所内に実車両が走行可能な鉄道研究用軌道「生産技術研究所 千葉試験線」(延長約100m、急曲線、標準ゲージ1435mm)を国内の大学としては初めて敷設しました。
記者会見では、千葉試験線の概要はもちろん、次世代の都市交通として欧米を中心に急速に普及しつつある路面電車(LRT)の走行試験計画や人間・インフラ・車両を情報通信で結び、安全・環境低負荷・渋滞のない効率的な高度道路交通システム(ITS)の構築を目指した交通実験の展開についてもご紹介いたします。
また、当日は「千葉実験所におけるITS、ビークル制御の研究展開」と題する特別講演や、「千葉試験線」開通式、実台車(通勤車両用)を用いた走行実験のデモンストレーションを行います。開通式では、国土交通省、文部科学省、(財)鉄道総合技術研究所等の来賓によるテープカットも予定しております。
その他、JR各社、東京メトロなどの鉄道事業者、川崎重工、日立製作所、東急車輛、住友金属工業などの台車、車両メーカーからの来賓も列席いたします。
ぜひ、こちらの「生産技術研究所 千葉試験線」開通式も併せて取材いただきますようお願いいたします。

6.その他の発表:
  当日(10時~16時)は、千葉実験所の一般公開日に当たります。千葉実験所公開についても会見場でご紹介させていただきます。
7.問い合わせ先:東京大学生産技術研究所 須田研究室
〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1
須田研究室 http://www.nozomi.iis.u-tokyo.ac.jp/

先進モビリティ連携研究センター(ITSセンター)
http://www.its.iis.u-tokyo.ac.jp/index.html
*千葉実験所公開については、下記へお問合せください。
          千葉実験所事務室
          〒263-0022 千葉県千葉市稲毛区弥生町1-8

8.用語解説:
LRT(Light Rail Transit)ライトレール:
欧米を中心に次世代の都市交通として急速に普及しつつある新世代の路面電車。わが国でも、昨年、富山ライトレールが開通し、普及の機運にある。わが国で普及させるためには、研究開発が急務。
ITS(Intelligent Transport System)高度道路交通システム:
人間・インフラ・車両を情報通信で結び、安全・環境低負荷・渋滞のない効率的道路交通を構築するための国家的プロジェクト。LRTも道路を使うため広義のITSの枠組みに入る。

9.その他:記者会見終了後、引き続き特別講演、千葉試験線の開通式がございますので、ぜひ、ご参加ください。
12:45~13:15 記者会見
13:30~14:30 特別講演「千葉実験所におけるITS、ビークル制御の研究展開」
                      講師 須田 義大 教授(千葉実験所長)
14:30~15:00  LRT(次世代路面電車)等の鉄道研究用実軌道千葉試験線 開通式

*千葉実験所は生産技術研究所の附属施設で面積約9.3ヘクタールを有し、耐震実験設備や水槽施設を用いた大型実験研究、屋外観測、交通工学、車両工学、構造工学など広い敷地を必要とする研究、バイオ工学、加工成型等の実用化試験などが実施されています。当日は所内の各研究施設を一般公開しております。この機会にぜひ、ご高覧ください。


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