折り紙ヒコーキによる極超音速風洞実験、公開のお知らせ記者発表

折り紙ヒコーキによる極超音速風洞実験、公開のお知らせ
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報道関係各位
折り紙ヒコーキによる極超音速風洞実験、公開のお知らせ
平成20年1月10日
東京大学大学院工学系研究科
航空宇宙工学専攻 教授 鈴木真二
東京大学大学院新領域創成科学研究科
先端エネルギー工学専攻 准教授 鈴木宏二郎
折り紙ヒコーキ協会 会長 戸田拓夫
折り紙ヒコーキ協会と東京大学の研究グループはスペースシャトル型折り紙ヒコーキによる宇宙からの帰還飛行の可能性を検討するために、下記にてマッハ7での極超音速風洞試験を実施します。スペースシャトルは帰還時に空力過熱による過酷な高温にさらされるため、耐熱タイルなど特殊な設計を必要とします。一方、折り紙飛行機はその軽量さゆえ、隕石やスペースシャトルとは異なった帰還経路をとることができ、燃えつきることなく地球に帰還できる可能性があり、新たな宇宙飛行機の可能性を秘めています。
今回の試験では折り紙ヒコーキ協会で作成した全長約8センチメートルスペースシャトル型折り紙ヒコーキに耐熱処理を施したものを用い、東京大学柏キャンパス 極超音速高エンタルピー風洞において、マッハ7(音速の7倍の速度)の極超音速気流内での耐熱性、耐強度性を検証します。
昨年12月26日に実施された予備実験において、マッハ7で10秒間燃えずに耐えることを確認しており、今回は、本格的な試験を実施するものです。ぜひ報道機関の皆さまに取材にお越し頂きたくお誘い申し上げます。
記
1.実験日 平成20年1月17日(木) 公開時間 16:00予定
見学を希望される場合は、下記問い合わせ先へご連絡ください。
2.実験場所 東京大学柏キャンパス 新領域基盤実験棟 極超音速高エンタルピー風洞
http://daedalus.k.u-tokyo.ac.jp/wt/pamphlet_Jan2007.pdf
3.問い合わせ先
東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻 教授 鈴木真二
日本折り紙ヒコーキ協会 科学技術推進室 室長 臼井 実