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東京大学総括プロジェクト機構に知的資産経営総括寄付講座を設置記者発表

東京大学総括プロジェクト機構に知的資産経営総括寄付講座を設置

2008年2月29日

東京大学総括プロジェクト機構に知的資産経営総括寄付講座を設置

東京大学(文京区本郷・総長小宮山宏)は、2007年10月総括プロジェクト機構内に「知的資産経営総括寄付講座」を設置いたしました。本総括寄付講座は、株式会社リクルート(代表取締役社長柏木斉氏 http://www.recruit.jp/)、ngi group 株式会社(代表取締役社長CEO小池聡氏 http://www.ngigroup.com/jp/index.html)、笠原健治氏(株式会社ミクシィ代表取締役社長 http://mixi.co.jp/)他より寄付を頂き実現したもので、3年間のプロジェクトとなります。半年間の準備期間ののち、2008年4月より本格的な活動を開始する予定です。

知的資産経営について
  知的資産とは、企業を構成する人的な資産や、技術や特許などの組織に関係する資産、さらには顧客との関係性など、有形資産に対して無形ですが、有形資産に付随して企業価値に結びつく要素のことを指します。このような企業価値を高める知的資産を効率よく生み出し、その知的資産を上手に活用できることが知的資産経営の概念です。

総括プロジェクト機構について
この寄付講座が置かれる総括プロジェクト機構とは、複数の学問分野にまたがる学際的な研究などを総長のリーダーシップの下で実施している組織のことを指します。

プロジェクトに参加する教員について
  学際的な知的資産経営の研究と人材育成に従事することになるため、異なる専門分野から複数の教員の参加を得てプロジェクトが進められます。
  プロジェクト運営に参加する教員は、以下の5名です。
東京大学国際産学共同研究センター                  センター長・教授 渡部 俊也
東京大学先端科学技術研究センター                  教授 ロバート・ケネラー
東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻        教授  元橋 一之
東京大学産学連携本部                          教授  各務 茂夫
東京大学大学院経済学研究科                      准教授  新宅 純二郎

さらに4月には、経営学や知的財産、人材育成の専門家など新たに4名の特任教員が着任する予定です。

プロジェクト内容について
サービス産業や、ハイテクベンチャー企業における知的資産マネジメントについての研究を行い、成果を体系化した教育プログラムを開発します。

具体的には、①サービス産業や国内外ベンチャー企業の知的資産マネジメントを、組織、戦略、ファイナンス、知財や技術マネジメント、法制度や倫理などの異なる視点から研究し、②いくつかの対象領域において、事例研究や統計データを用いた分析、質問表による調査などの実証研究を行います。さらに、ここで得られた研究成果を体系化し、社会人向け技術経営教育や学生向け起業家教育などの教育プログラムを開発します。

以上のように、優れた知的資産マネジメントを実現する企業経営のあり方についての特徴ある先進的研究を実施することで、新しい研究領域の開拓と、大学院生、学部学生、さらには一般社会人に対する教育と人材育成への貢献が期待されます。

キックオフシンポジウムについて
2008年7月に、東京大学本郷キャンパスにてキックオフシンポジウムを開催いたします。詳細は決定し次第お知らせいたします。

本件に関するお問い合わせ先
東京大学国際・産学共同研究センター センター長室 TEL:03-5452-6502



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