「東京大学海洋アライアンスと国土交通省総合政策局とのインターンシップ基本合意」記者発表

平成20年4月4日
東京大学

東京大学海洋アライアンスと国土交通省総合政策局との
インターンシップ基本合意

我が国が国際的協調の下に、海洋の平和的かつ積極的な開発及び利用と海洋環境の保全との調和を図る新たな海洋立国を実現するため、昨年7月20日に海洋基本法が施行され、本年3月18日には海洋施策の基本的な方針や政府の総合的、計画的に講ずべき海洋施策を定めた海洋基本計画が閣議決定されました。

海洋基本法は、海洋に関する政策課題に的確に対応するために必要な知識及び能力を有する人材の育成を図るため、大学等において学際的な教育及び研究が推進されるよう必要な措置を講ずるよう努めるものとし、また、海洋基本計画は、新たな海洋立国を支える人材の育成が重要であり、大学等において、インターンシップ実習を推進することとしています。

このように新たな海洋立国を支える人材の育成を推進することが重要であることを踏まえ、東京大学海洋アライアンスと国土交通省総合政策局は、海洋政策の企画立案等のプロセスを体験し、理解を深めるための政府機関で実施するインターンシップ実習について基本合意しましたので、お知らせ致します。

この基本合意に従って、文理融合、学際的な教育研究活動を目指す東京大学海洋アライアンスと中枢の政策決定過程から施策実施の現場まで多様なフィールドを有している国土交通省が協力することにより、我が国の海洋政策に携わる人材の育成を一層強力に推進して参ります。

【問合先】東京大学海洋研究所　　　　　
直通：03-5351-6352　　　　　　　

東京大学海洋アライアンスについて

海洋関連科学の総合的な発展を図るとともに、海洋に関する専門知識と海洋政策との関係を理解し、海洋から国と社会の未来をグローバルに考えることのできる人材の育成を目的として、国立大学法人東京大学が平成19年7月に設立した、海洋に関する既存の研究科や研究所を横断する教育研究活動を進めていくための学際的な組織です。

東京大学海洋アライアンスは、平成21年度から、社会科学・自然科学・工学を横断するカリキュラムで構成される海洋アライアンス教育プログラムを実施することとしています。インターンシップ実習は、海洋アライアンス教育プログラムの講義科目として新規に開講されることとなっています。