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東京大学においてLive@eduと連携した教育支援ソフトウェアを開発 7月末より無償配布開始記者発表

東京大学においてLive@eduと連携した教育支援ソフトウェアを開発  7月末より無償配布開始

2008年6月19日
国立大学法人東京大学
マイクロソフト株式会社

                            東京大学において
                   Live@eduと連携した教育支援ソフトウェアを開発
                          7月末より無償配布開始

国立大学法人東京大学(本部:東京都文京区、以下 東京大学)は、2006年4月にマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、以下 マイクロソフト)の支援により東京大学に設置された「マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門(MEET: Microsoft chair of Educational Environment and Technology)(注1)」において、マイクロソフトの教育機関向けオンラインサービスである Live@edu(注2)と連携した教育支援ソフトウェアとして、「MEET eJournalPlus」と「MEET Borderless Canvas」を開発し、本年7月末より順次、無償での配布を開始することを発表します。また、東京大学の授業においても10月以降本ソフトウェアが活用される予定です。
MEETでは、講師と学生、および学生同士でのインタラクティブな学習環境を創造することによって、学習者が主体性を持つことのできる「課題発見型教育」の実現を目指しています。活発なコミュニケーションや、情報共有を実現するためのオンラインサービスである Live@edu と、今回開発した2つの教育支援ソフトウェアを連携させることで、MEETが目指す学習環境を実現します。
今回の取り組みについて、東京大学の浅島誠理事・副学長は以下のように述べています。
「マイクロソフトの支援により、MEETにおいてこのような素晴らしいソフトウェアを開発することができ、大変喜ばしく思っております。東京大学は進化する教材開発と自己啓発型の教育、未来型の教育の追求、学生の個性に合わせた教育システムの提供をビジョンとして掲げており、MEETはその実現のために欠かすことのできない取り組みになっています。」
  また、マイクロソフトの大井川 和彦 執行役 常務 パブリックセクター担当は以下のように述べています。
「MEETの研究成果として誕生したソフトウェアが、国内外の大学において活用され、より良い教育環境を実現する手助けとなることを期待しています。今後もマイクロソフトは、ITを活用した先進的な教育環境の実現を通じて、教育の革新に貢献していきます。」

MEETで開発された教育支援ソフトウェアの概要は以下のとおりです。
? MEET eJournalPlus:マイクロソフトのXPS(XML Paper Specification)文書を用いて、批判的読解を高める学習を支援するソフトウェアであり、Live@eduによるアカウントの管理や、Windows Live? スペースとの連携を通じて、相互コメント・議論による協調学習を実現します。7月末からWebを通して無償配布を開始する予定です。
? MEET Borderless Canvas:複数のディスプレイ、複数のタブレットPC(ペン入力式携帯コンピュータ)環境の教室で柔軟に活用できる汎用プレゼンテーションシステムです。聴衆とインタラクティブに知識を出し合う協調的プレゼンテーションの実現を目指します。2009年春から無償配布を開始する予定です。

これらのソフトウェアは、MEETのWebサイト(http://www.utmeet.jp/ )からダウンロード提供するとともに、マイクロソフトが運営する開発者向けコミュニティスペースであるCodePlexのWebサイト(http://www.codeplex.com/)でソースコードを公開することで、様々な教育機関で活用できるように提供する予定です。
「MEET eJournalPlus」「MEET Borderless Canvas」システム要件(.NET Framework 3.5のシステム要件に準拠)
OS Windows VistaR またはWindowsR XP SP2以上。タブレットPCを推奨するがタブレット以外のノートPC, デスクトップPCでも利用可能
プロセッサ 400MHz以上のCPU (1GHz以上を推奨)
物理メモリ 512MB以上(Windows Vista), 256MB以上(Windows XP)
フレームワーク .NET Framework 3.5が必要

(注1)
マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門(MEET: Microsoft chair of Educational Environment and Technology)は、東京大学の全学的な教育の情報化の取り組みであるTREEプロジェクト(Todai Redesigning Education Environment)の一環として、ITを効果的に応用した「課題発見型教育」を実現するための学習環境の創造に取り組むため、2006年4月にマイクロソフト株式会社の寄附により東京大学に創設されました。主としてタブレットPCを活用した先進的教育環境(学習システム)を開発するとともに、タブレットPCの活用による学習効果の検証にも取り組んでいます。研究成果は東京大学の教育現場だけでなく、広く国内外に還元していくことを目指しています。詳細は下記のWebサイトを参照ください。
http://www.utmeet.jp/

(注2)
Live@eduとは学校独自のドメインで Windows Live の各種サービスを無償で利用できるマイクロソフトの教育機関向けオンラインサービスです。Windows Live メッセンジャー や Windows Live スペースなどのサービスを学校、在学生、卒業生、教職員などが利用できることで学校関連情報のタイムリーな提供・入手やコミュニケーションの向上が可能になるとともに、学校側は、Windows Live HotmailR を活用することにより、メールシステム管理の負荷が軽減されます。詳細は下記のWebサイトを参照ください。
http://get.liveatedu.com/Education/Connect/

*Windows Live、Windows Vista、Windows、Hotmail は、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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         <この件に関するお問い合わせ>

【報道関係者からの問い合わせ先】

■東京大学大学総合教育研究センター マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門
  担当:大浦
 

■マイクロソフト株式会社 広報部
  担当:金澤
 

【お客様からの問い合わせ先】

■マイクロソフト株式会社 カスタマーインフォメーションセンター
 

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