PRESS RELEASES

印刷

特別展「進化学の世界-ダーウィンから最先端の研究まで」記者発表

特別展「進化学の世界-ダーウィンから最先端の研究まで」

平成20年7月吉日


各位


特別展「進化学の世界-ダーウィンから最先端の研究まで」のご案内

拝啓 
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 この度、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館では、
特別展「進化学の世界-ダーウィンから最先端の研究まで」
を開催致します。
 生物の持つ特性はさまざまありますが、「進化」する能力は生物の重要な特性の1つです。生物進化についての学説は、ダーウィンの時代より数多くの研究者の寄与により発展し、今や、不確実な「進化論」ではなく、理論構築と実証研究により支えられている確固たる「進化説」となっています。2009年のダーウィン生誕200周年、および「種の起源」出版150周年をひかえ、駒場博物館では、2008年夏休み企画として7月19日(土)~9月23日(火・祝日)まで、特別展「進化学の世界 -ダーウィンから最先端の研究まで-」を開催します。
 今回の特別展では、「進化説への道程」、「進化の証拠」、「進化のメカニズム」のコーナーで現代の進化説について理解していただけるような展示・解説を行います。また、「動物の進化」、「植物の進化」、「多様な進化」のコーナーでは実際の生物進化について、駒場博物館の所蔵品を中心に、できるだけ実物を用いた展示で進化を実感していただく予定です。特に「多様な進化」では、駒場キャンパス内で行われている最新の進化学研究の成果も展示されますので、最先端の研究にふれることができます。
 会期中には日本進化学会の協力による公開講演会や展示説明会も開催されます。日程については駒場博物館のホームページhttp://museum.c.u-tokyo.ac.jp/をご覧下さい。
 つきましては、開催日前日の7月18日(金)15:30から説明会を行います。取材をご希望の報道関係の皆様には、この機会をご利用いただき、質疑応答等していただければ幸いです。

敬具
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館
自然科学博物館 館長 伊藤 元己


特別展「進化学の世界-ダーウィンから最先端の研究まで」


会期  2008年7月19日(土)~2008年9月23日(火・祝日)
休館日 火曜日、ただし、9月23日(火)祝日のため開館
主催  東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 自然科学博物館
共催  日本進化学会
協力  日本分類学会連合、自然史学会連合、国立大学法人東京工業大学
     目黒区教育委員会、渋谷区教育委員会
会場  東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館(東京都目黒区駒場3-8-1)
入館料 無料
ホームページ http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/ 



内覧会当日スケジュール表

特別展「進化学の世界-ダーウィンから最先端の研究まで」
内覧会 次第

・日時:2008年7月18日(金)15:00~17:00
・会場:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館(駒場Iキャンパス内)
・次第:
 15:00~ 開館 自由見学(1~2階展示室を自由にご見学ください)
 15:30~16:00 伊藤元己教授(東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻,
            広域システム科学系)からの展覧会趣旨説明と質疑応答
            *時間になりましたら1階展示室入口にお集りください。
 16:00~17:00 自由見学

※なお、15:00~17:00の時間内にお越しになれない場合でも、下記の講座の終了時間まで見学が可能です。

「進化学の世界」展 関連イベント
“高校生のための金曜特別講座”
「生物進化の科学 ― 駒場博物館進化展 ―」

・日時:2008年7月18日(金)17:30~19:00 
・会場:東京大学教養学部駒場Iキャンパス内 18号館ホール
・主催:東京大学教養学部附属教養教育開発機構
・講座題目:「生物進化の科学 ― 駒場博物館進化展 ―」
・講演者:伊藤元己教授(東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 
     広域システム科学系)
     ※一般の方々の参加も可能です。申込不要、無料の公開講座です。
     くわしくは下記をご参照ください。
     http://high-school.c.u-tokyo.ac.jp/index.html

問合せ先
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館


◎備考
・ 対象年齢を、小中学生まで広げて進化学の世界をできるだけわかりやすく解説いたします。
・ 8/22-24に日本進化学会の第10回大会が同じ駒場キャンパス内で行われるため、日本進化学会とも各種イベントを連携して行います。
・ 日本進化学会の大会のプログラムでも、一般の方々が無料で参加できるイベントとして、「公開講演会」や「進化学・夏の学校」があります。(ちらし参照)
・ 会場は1F展示室と2F展示室の二つがあり、1F展示室では、展示ゾーンを大きく5つに分け、進化説の道のり、進化の証拠、植物の進化、動物の進化、進化のいろいろな実物展示、及び東京大学の駒場キャンパスで行われている進化に関係する最先端の研究の展示を行います。
2F展示室では、擬態をする昆虫や食虫植物、最先端の研究の展示を行います。
・ 展示品の種類は、化石、鉱物、植物、昆虫、骨格標本、剥製、プラスティネーション標本、液浸標本、写真等です。植物と昆虫は、標本だけでなく実物(生きている状態)も展示します。
・ 東京工業大学所蔵のシーラカンス標本および映像資料等も会場内で公開します。(8/20-9/8)
・ 東京大学農学部所蔵の「ニホンオオカミ」の剥製を会場内で公開します。
・ 展示標本の一例と協力団体は以下のとおりです。
シーラカンス標本(東工大)8/20-9/8
ニホンオオカミ剥製(東京大学農学部)
ナメクジウオ、マホヤ(東京大学海洋研)
コノハムシ(千葉大学)
カレハカマキリ 
ハナカマキリ4種 (岐阜大学)8/1-9/23
食虫植物(京都府立植物園)
化石標本(放送大学ほか)
旧制第一高等学校の骨格標本および掛図
・ 入館料は無料です。
・ 関連イベント情報は以下の通りです。

◎イベント情報
① 高校生のための金曜特別講座
生物進化の科学 ― 駒場博物館進化展 ―
日時:2008年7月18日 (金)17:30~19:00
場所:東京大学教養学部駒場Iキャンパス内 18号館ホール
講師:伊藤 元己教授(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系)
<講義概要>
  生物の持つ特性はさまざまありますが、「進化」する能力は生物の重要な特性の1つです。来年のダーウィン生誕200年、「種の起源」出版150周年をひかえ、駒場博物館では、平成20年7月から9月に「進化学の世界展」を開催する予定です。本講演では、駒場博物館の展示にそって、生物進化はどのようなメカニズムでおこるか、地球上での生命の誕生以来、生物はどのように進化してきたかを中心に紹介いたします。進化の歴史についてはすべてをお話しするには時間が足りないため、講演者の専門である植物を中心に紹介します。光合成生物である「植物」は誕生以来、地球環境と密接な相互作用をしながら進化してきた歴史があり、また、動物などの「消費者」のエネルギーを支える「生産者」でもあります。それゆえ、植物の進化を通じて、地球環境および生物界の変貌について考えていきたいと思っています。

② 日本進化学会第10回大会
8月22日~24日まで、駒場キャンパス内で日本進化学会第10回大会が開催されます。
日本進化学会のHP http://wwwsoc.nii.ac.jp/sesj2/
第10回大会の日程 http://www.sendou.soken.ac.jp/esb/esj2008/Schedule.html
シンポジウムの内容 http://www.sendou.soken.ac.jp/esb/esj2008/Symposium_schedule.html
※ 申し込み不要で無料で参加可能なイベントは、8月23日の「公開講演会」および、「進化学・夏の学校 SSE」という部分です。

③  ギャラリートーク
展示期間中、毎週土曜日14:00~14:30まで、展示室内でギャラリートークを開催いたします。展示に関わった教員やスタッフが週替わりで解説をする予定です。講演者の詳細は決まり次第館内およびホームページ上でお知らせ致します。

④  オープンキャンパス(8月1日予定)特別イベント
11:40~ 総合講演:嶋田正和教授 
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系
「息子・娘を産み分ける寄生蜂: ゲーム理論で解く進化学」

○アクセス
京王井の頭線駒場東大前駅下車 徒歩3分 


駒場博物館ホームページ

展覧会ホームページ

 

アクセス・キャンパスマップ
閉じる
柏キャンパス
閉じる
本郷キャンパス
閉じる
駒場キャンパス
閉じる