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記者会見「単層ナノチューブを用いてゴムのように伸縮自在な集積回路シートを実現」研究成果

記者会見「単層ナノチューブを用いてゴムのように伸縮自在な集積回路シートを実現

東京大学大学院工学系研究科 臨時記者会見

1.発表日時: 2008年8月7日(木)14:00 ~ 15:00 
(記者会見当日は、関連写真・映像を含む資料を配布し、デバイスの撮影時間を設けます。)
注:本資料内容に関する解禁日(米国2:00 pm Eastern Time Thursday, 07 August:日本時間8月8日午前3時)以前の報道につきましては、ご遠慮頂きたく存じます。会見には、米国Science誌の報道規則にご同意頂ける場合にのみご参加下さいますようお願い申し上げます。

2.発表場所: 本郷キャンパス 工学部6号館 3階セミナー室A(367号室)

3.発表タイトル:

単層ナノチューブを用いてゴムのように伸縮自在な集積回路シートを実現

4.発表者
染谷 隆夫(大学院工学系研究科附属量子相エレクトロニクス研究センター 准教授)

5.概要
国立大学法人東京大学(総長小宮山宏)の染谷隆夫(大学院工学系研究科附属量子相エレクトロニクス研究センター准教授)は、関谷毅(同センター助教)、相田卓三(大学院工学系研究科化学生命工学専攻教授)、独立行政法人理化学研究所(理事長野依良治)基幹研究所の福島孝典博士(物質機能創成研究領域機能性ソフトマテリアル研究チーム)、独立行政法人産業技術総合研究所(理事長吉川弘之)ナノチューブ応用研究センターの畠賢治博士(スーパーグロースCNTチームグループリーダー、主任研究員)と共同で、単層カーボンナノチューブを用いて、弾性体としては世界最高導電率の新物質の実現に成功した。この材料を有機トランジスタ集積回路の配線に用いることによって「ゴムのように伸縮自在な集積回路シート」の実現に成功した。この伸縮自在な集積回路シートを利用すると、ロボットの関節のような機械の可動部にも貼り付けられる伸縮性の電子人工皮膚を実現することができるなど、多くの新用途に活用できる。薄型のシート型デバイスを自由曲面に貼り付けることによって様々な機器の表面を電子化することが可能となり、その結果、ヒト、モノ、環境と相互作用するユニークなユビキタスエレクトロニクスを実現することが可能になると期待される。
なお、この記者会見は、米国Science誌Express web版にて2008年8月7日に本研究の技術詳細が発表されることに伴うものです。

6.問合せ先
  東京大学工学部広報室
   特任教員 内田麻理香

本郷キャンパス(文京区本郷7-3-1)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_07_j.html

 

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