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記者会見「神岡宇宙素粒子研究施設における暗黒物質探索実験(XMASS)用、 地下空洞内部公開」記者発表

記者会見「神岡宇宙素粒子研究施設における暗黒物質探索実験(XMASS)用、 地下空洞内部公開」

「神岡宇宙素粒子研究施設における暗黒物質探索実験(XMASS)用、地下空洞内部公開」

1.日時:2008年8月27日(水)13:30~15:30 

2.場所:
東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設
(〒506-1205 岐阜県飛騨市神岡町東茂住)
http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/access/access-j.html

3.概要:
暗黒物質を直接捕らえようとするXMASS実験が神岡地下にて2009年から開始されます。XMASS検出器は地下1000mに設置される予定ですが、そのための地下空洞が今夏、完成しました。この完成に伴いまして地下空洞内部を報道関係者に公開致します。

4.内容:
  「宇宙の質量・エネルギーの23%は暗黒物質、その未知の粒子が我々の住んでいる銀河にも飛び交っているはず」そんな疑問に答えようと未知の粒子、暗黒物質を探索するため、XMASS実験グループは、神岡地下に約1トンの液体キセノンを用いた、世界最高感度を持つ暗黒物質検出器の完成を目指しております。2007年から実験の準備が着々と進められており、2009年観測開始を予定しています。今夏、この検出器を設置する新しい地下空洞が神岡に完成しました。この地下空洞の大きさは縦20m×横15m×高さ15mになります。この秋には外部からの放射線を遮蔽する為の約800トンの水タンクの建設が開始され、XMASS検出器は、来夏、この水タンク内に設置されます。この新しい地下空洞では今後、暗黒物質探索だけでなく、低エネルギーの太陽ニュートリノ観測やニュートリノの質量を測定するような実験も展開されていきます。
  つきましては、8月27日(水)午後1時30分から報道関係の方々に新しい地下空洞の内部公開、概要の説明等を致します。
  また、当日は大型水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置(スーパーカミオカンデ)やプロトタイプ重力波検出実験(CLIO)も併せて見学していただけます。(但し、スーパーカミオカンデは水槽の中は見られません)

 

5.お申し込み:
  今回の公開場所は、坑内という特殊な環境にありますので、人数の事前把握の必要から事前予約を頂きます。事前予約なしの当日参加はできませんのでご了承下さい。また、「入坑に際しての注意事項」を読んでいただくなど、立ち入りに際し、事前手続きが必要となります。
参加を希望される方は、所属、職名、全員の氏名、電話番号、FAX番号、メールアドレスをEメールまたはFAXで8月20日(水)17時までに、東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設 武長宛ご送付ください。

事前予約をされた方には、別途、集合場所やスケジュールをお知らせいたします。

6.問い合わせ先:
東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設
特任准教授 山下雅樹
特任研究員 武長祐美子

なお、当日の対応は、以上の両名に加え、鈴木洋一郎宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設長他数名にて行います。

 

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