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記者会見「Lys63結合型ポリユビキチン鎖の選択的切断メカニズムの解明 -世界で初めてポリユビキチン鎖識別のメカニズムが明らかに-」研究成果

記者会見「Lys63結合型ポリユビキチン鎖の選択的切断メカニズムの解明 -世界で初めてポリユビキチン鎖識別のメカニズムが明らかに-」

2008年8月27日


記 者 各 位

東京大学放射光連携研究機構

記者発表のご案内(2008年8月29日)
「Lys63結合型ポリユビキチン鎖の選択的切断メカニズムの解明」
-世界で初めてポリユビキチン鎖識別のメカニズムが明らかに-


 東京大学放射光連携研究機構(尾嶋正治機構長)の深井周也准教授らのグループは、Lys63結合型ポリユビキチン鎖の選択的切断メカニズムを解明いたしました(Nature 誌8月31日にonlineで発表予定)。
 ユビキチンの付加・脱離は、細胞内の様々なプロセスに関わっており、そのメカニズムの解明は生命の基礎を理解する上で非常に重要です。2004年にはユビキチンに関連してノーベル化学賞が授与されています。また、ユビキチンの付加・脱離に関わる酵素群は、制がん剤などの創薬のターゲットとして世界中で研究が行われています。本研究では、Lys63結合型ポリユビキチン鎖だけを選択的に切断する酵素であるAMSHファミリーに着目し、AMSH-LP単体およびAMSH-LPとLys63結合型ユビキチン二量体との複合体の結晶構造を決定することにより、Lys63結合型のポリユビキチン鎖を認識して選択的に切断するメカニズムを解明しました。本研究で得られた構造情報に基づいた阻害剤設計により、新しいタイプの抗ウイルス剤や制がん剤を開発することが可能になるかもしれません。
 本研究の詳細につき、下記の要領で記者発表を行います。皆様におかれましてはご多忙中と存じますが、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
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■発表雑誌■ Nature誌 2008年8月31日にonlineで発表予定(日本時間9月1日午前2時)。
■注意事項■ 日本時間9月1日午前2時以前の公表は禁じられています
          (新聞掲載は1日朝刊以降、解禁となります)。 
【日   時】 2008年8月29日(金) 13:00 ~ 14:00
【場   所】 東京大学工学部5号館2F233号室(第6輪講室)
【発 表 者】  東京大学放射光連携研究機構 機構長(大学院工学系研究科・教授) 尾嶋 正治
                            准教授 深井 周也                
                            助 教 山形 敦史、三村 久敏

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【本件に関するお問合せ先】
東京大学放射光連携研究機構 准教授 深井 周也    
(機構長 尾嶋正治)
【取材に関するお問合せ先】   
東京大学本部研究機構等支援グループ   
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