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東京大学と慶應義塾大学の連携によるICTリーダーシップ教育の実現~ICTリーダーの育成に向けた戦略的連携~記者発表

東京大学と慶應義塾大学の連携によるICTリーダーシップ教育の実現~ICTリーダーの育成に向けた戦略的連携~

2008年9月11日

【報道発表資料】


国立大学法人 東京大学
学校法人 慶應義塾

東京大学と慶應義塾大学の連携によるICTリーダーシップ教育の実現
~ICTリーダーの育成に向けた戦略的連携~

 国立大学法人東京大学(総長:小宮山 宏、以下東京大学)と学校法人慶應義塾(塾長:安西 祐一郎、以下慶應義塾大学)は、東京大学大学院情報理工学系研究科(以下、情報理工)と、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科(以下、政策・メディア)が、世界最高水準のICTリーダーシップ教育の実現を目指し、グローバルな教育研究拠点として、戦略的連携を進めることといたします。
 これは、情報理工と政策・メディアが、文部科学省の国公私立大学を通じた大学教育改革の支援施策である「大学院教育改革支援プログラム(大学院GP)[*1]」の採択を受け、以下の内容について、戦略的に連携して発展させていきます。

<協力の背景および概要>
 情報理工は「情報理工学の体系的知識を身につけ、専門分野を深く探求することで情報科学技術を主導する人材を育成すること」を目的とし、政策・メディアは「問題発見解決型の教育を通して、21世紀の社会を担うプロフェッショナルを育成すること」を目的として教育研究を実施してきました。
 情報理工と政策・メディアは、情報科学技術教育という原点を共有しながらも、異なるアプローチを実施しており、各々の特徴を生かした大学院教育を連携します。
 情報理工と政策・メディアの連携により、「体系的知識および科学的手法、問題発見解決型のリーダーシップを持ち、多様性・流動性を持つ博士レベル人材」の育成が可能となります。

<具体的な内容>
 情報理工と政策・メディアは、従来の各々の研究指導・講義に加えて、以下を戦略的な連携により実施します。
・ 講義の相互互換
    それぞれの大学で行われている講義を相互に受講することが可能になります。
・ 連携演習(両大学の学生を混合して指導)
    両大学の学生が同じ空間を共有しながらの実習などを行います。
・ 連携副研究指導(連携大学の副研究指導を担当)
    論文審査の審査員として副研究指導を相互に実施します。
・ 産学学連携教育
    産業界との連携を、両大学共同プロジェクトとして実施します。
・ 社会フィールド展開
    両学生に対して、様々な社会・実証フィールドを共同で提供します。

図
図1:連携による新しい教育組織

 東京大学と慶應義塾大学は、京都大学と早稲田大学を含む4大学で「大学院教育における大学間学生交流に関する協定(以下、4大学交流協定[*2]」を締結しています。
 4大学交流協定は、大学院学生に多様な教育・研究指導を受ける機会を提供することにより、学術の発展と有為な人材の育成に寄与することを目的とするものです。
 情報理工と政策・メディアは、本協定に基づき、ICT分野において、体系的知識と科学的手法を体得し、問題発見解決型のリーダーシップを持ち、多様性・流動性を持つ博士レベル人材の養成のため、連携して教育を実施します。
 本連携は、4大学交流協定のモデルケースにもなると思われます。

[*1] 大学院教育改革支援プログラム(大学院GP)http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/daigakuin.htm

[*2] 京都大学、慶應義塾大学、東京大学、早稲田大学による大学院教育における大学間学生交流に関する協定
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_191225_j.html

<本件に関するお問い合わせ先>
東京大学大学院情報理工学系研究科
情報理工学国際センター/企画室
特任助教 木戸 冬子

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
湘南藤沢事務室 学事担当


 

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