東京大学生産技術研究所 第67回定例記者会見の開催研究成果

東京大学 生産技術研究所 第67回 定例記者会見開催のお知らせ
1.発表日時:2008年 9月 17日(水) 10:30~11:30
*研究成果の概要説明及び試作機による測定デモの実施を行います。
2.発表場所:東京大学 生産技術研究所 総合研究実験棟(An棟)
4階中セミナー室1(An-401・402)
〒153-8505 目黒区駒場 4-6-1 駒場II・リサーチキャンパス
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/map/index.html
3.発表タイトル:数滴の試料で液体粘度を非接触測定!
東大生研・酒井研究室がニュータイプの粘度計を開発
-器具の洗浄がまったく不要!完全ディスポーザブル型の
非接触レオロジー測定を実現―
4.発 表 者:酒井 啓司 准教授(東京大学 生産技術研究所 基礎系部門)
5.発表概要:
生産技術研究所 酒井研究室では、わずか数100マイクロリットル(1ccの5分の1程度)の試料で、かつ本体や部品をまったく汚すことなく液体の粘性を測定する粘度測定システム、EMS(Electro-Magnetically Spinning)粘度計を開発いたしました。まったく新しい測定原理に基づく本システムは、微小量測定、非接触などの多くの利点を活かした医用、石油化学関連、食品加工、化粧品など様々な分野での利用が期待されています。特に試料による汚染に対して細心の注意を払わなければならない医療検査への応用を目指し、現在、杏林大学保健学部先端臨床工学研究室・福長一義講師との共同研究で、ヒト血液の粘性測定など様々な医用分野への活用の可能性を探りつつあります。
新しく開発された技術はすでに特許申請され、東京大学と独占使用契約を結んだ京都電子工業(株)が試作機の製作を進めています。記者会見当日には試作機の展示ならびに測定のデモも行います。
6.注意事項:本件の記事掲載に関しては、2008年9月17日(水)記者会見終了後にお願いいたします。
7.問い合わせ先:東京大学生産技術研究所
准教授 酒井 啓司(さかい けいじ)