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東京大学が2011年に『伊藤国際学術研究センター(仮称)』を設立記者発表

東京大学が2011年に『伊藤国際学術研究センター(仮称)』を設立

2009年3月24日
国立大学法人東京大学
総長 小宮山 宏

 

東京大学が2011年に「伊藤国際学術研究センター(仮称)」を設立
~社会との連携を深め、より高度な研究教育活動とその成果の積極的な発信を行う~

東京大学(総長 小宮山宏)は、伊藤雅俊氏(セブン&アイ・ホールディングス名誉会長)並びに伊藤伸子氏(同夫人)による総額45億円の寄附に基づき、社会と大学との関わりを深めるための社会連携拠点「伊藤国際学術研究センター(仮称)」を、2011年春を目処に整備します。いただいたご寄附は、当該施設の建設ならびに施設における研究教育活動の基盤とし、100年先を見据えた維持発展のために活用してまいります。

日本は今、分刻みで状況が変化し厳しさを増す21世紀にあって多くの社会的課題を抱えています。東京大学は、総合大学としての機能を発揮し先進的に課題解決に取り組むとともに、実践的で時代を切り開く高い志を有する人材を育成することで、これからも社会に貢献していきたいと考えております。

東京大学は近年、社会との連携を深めながら、現代の重要課題に対する政策提言や次代を牽引する社会人の育成等に積極的に取り組んでおります。また卒業生をはじめ東京大学を取り巻く人々との絆を強め、語り合い、未来を描く場の提供を進めております。本センターは、伊藤雅俊様、伸子様のご理解とご協力のもと、こうした社会連携活動を長期的な視座に立って発展させるために相応しい環境を用意するものです。

世界に通じる、グローバルな感覚を持った政財界・学界のリーダーを育成するために、また世界最先端の学究活動を支えるために、高度な研究教育空間や、国際的な会議や学会にふさわしい施設、さらには人材と情報の交流の場としてのレセプション施設やファカルティクラブ施設等を整備していく予定です。



「伊藤国際学術研究センター」の概要

<施設概要>

・場所 :赤門横(現学士会分館周辺)
・規模 :地上5階、地下2階 延床面積 約6,000m2
・設計 :香山壽夫建築研究所
・施工 :鹿島建設
・内容 :社会連携施設、社会人教育施設、国際交流施設、集会・会議施設、
     展示施設、飲食施設
・竣工 :2011年春(予定)

<活動概要> ※現在検討中の内容を含んでおります

・卒業生と在校生・留学生たちの国際交流
・エグゼクティブ・マネジメント・プログラム
・政策ビジョン研究センター
・ユニバーシティ・ミュージアム・ギャラリー
・国際会議の開催など大学が社会、世界へ向けて行う交流・情報の受発信

【参考資料】

・伊藤雅俊氏のプロフィール
1924年、東京生まれ。44年、横浜市立商業専門学校(現在の横浜市立大学)卒業。本格的なチェーンストアを志し、58年、株式会社ヨーカ堂を設立し、社長に就任。イトーヨーカ堂、セブン-イレブン、デニーズなどイトーヨーカドーグループの創業者として活躍。現在、株式会社セブン&アイ・ホールディングス名誉会長並びに財団法人伊藤謝恩育英財団理事長。

・伊藤伸子氏のプロフィール
1928年、東京生まれ。45年、私立中野高等女学校卒業。52年伊藤雅俊氏と結婚。現在、伊藤興業株式会社代表取締役並びに財団法人伊藤謝恩育英財団評議員。

【本件に関するお問い合わせ先】
東京大学渉外本部

【参考】
東京大学「社会連携+情報発信」-OPEN THE GATE-

 

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