東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター-開設記念・市民公開フォーラム-『教育のバリアフリー、そしてバリアフリーの教育』記者発表

東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター
-開設記念・市民公開フォーラム-
「教育のバリアフリー、そしてバリアフリーの教育」
【日 時】 平成21(2009)年6月20日(土)13時30分~17時00分
【場 所】 東京大学 安田講堂(文京区本郷7-3-1)(別紙地図参照)
【企画趣旨】
平成21(2009)年4月1日(水)に東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センターが、下記の目的を掲げて開設されたのを記念して、バリアフリー教育の基本理念と重要性を確認すると共にその活動の方向性を見出すために、本フォーラムが企画されました。
【センターの目的】
本センターは、「バリアフリーシステムのあり方について学問的な体系化を図るとともに、バリアフリーに深い理解を持つ人材を育成」という東京大学アクション・プランに即して、新たに組織化されました。
教育をバリアフリーの観点から見直すと共に、バリアフリーを教育研究の領域において推進するという二つの軸を持ちます。
第一には、バリアフリーは、福祉・医療・建築・社会保障制度等の課題であるに限らず、学校の幼児・児童・生徒・学生や教師、教育行政に携わる者をはじめ、一般社会人が本来学習して身につけておくべき基礎的知識であり市民的教養であるという、教育に関する新しい認識を提示します。
第二には、障がいのある幼児・児童・生徒・学生への就学・学習支援という教育活動に留まらず、一歩進めて、バリアフリーの理念と思想について深い理解を持ち、バリアフリー活動に積極的に取り組み、かつ、グローバルな視野を備えた人材の育成を図り、そのための教育カリキュラムの研究開発を行います。あわせて、東京大学における学生へのバリアフリー教育を推進し、東京大学をバリアフリーキャンパスとするための教育研究支援の拠点となることを目指します。
つきましては、本フォーラムについて、事前の記事掲載及び当日の取材をお願い申し上げます。
【プログラム】別紙参照
【申込方法】 定員 800名、先着順
はがき又はホームページで受け付けます。
(詳細は、別添チラシを参照願います。以下のページよりダウンロード可能です)
URL:http://www.p.u-tokyo.ac.jp/cbfe/0300/2009/0620_forum.html
フォーラムに関するお問い合わせ・取材のお申し込み
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
(別紙)
【プログラム】
13時30分
(15分) 開会 下山 晴彦 東京大学大学院教育学研究科教授(司会)
祝辞 佐藤慎一 東京大学理事・副学長
挨拶 武藤芳照 東京大学大学院教育学研究科長・教育学部長
企画趣旨説明 衞藤 隆 東京大学大学院教育学研究科
附属バリアフリー教育開発研究センター長
13時45分~14時30分
(45分) 基調講演
福島 智 東京大学先端科学技術研究センター教授
「教育のバリアフリー化が社会を変える」
〔略歴〕 9歳のときに失明、18歳で聴力を失い「盲ろう者」となったが、両手の指先を点字タイプライターの六つのキーに見立てたコミュニケーション方法「指点字」を母親とともに考案。盲ろう者として日本初の大学進学、世界でも稀有の大学教員となる。現在は、東京大学先端科学技術研究センターにおいて、バリアフリー論及び障がい学の教育研究に従事するとともに、盲ろう者を含めた障がい者の福祉増進を目指す社会的活動に取り組む。
14時30分~15時00分
(30分) 休憩
*ピアノ演奏[東京大学ピアノの会(学生),
東京大学教育学部附属中等教育学校(附属中等教育学校生徒)]
15時00分~16時45分
(105分) パネルディスカッション
「教育のバリアフリー」
座長 : 川本 隆史 東京大学大学院教育学研究科教授
白石 さや 同教授
パネリスト: 1)小山内 美江子(脚本家)
-学校のバリアフリー
2)成田 真由美
(パラリンピック・水泳金メダリスト)
-スポーツのバリアフリー
3)木下 晋(画家)
-美術のバリアフリー
4)伊藤 啓
(東京大学分子細胞生物学研究所准教授)
-色覚のバリアフリー
5)中邑 賢龍
(東京大学先端科学技術研究センター教授)
-テクノ社会が生み出す障がいとバリアフリー
16時45分~16時50分 閉会 白石さや 東京大学大学院教育学研究科
附属バリアフリー教育開発研究センター
副センター長