長寿社会のまちづくりのモデル構築に向けて、東大・柏市・都市再生機構で研究会を立ち上げました記者発表

平成21年7月9日
報道機関各位
「長寿社会のまちづくりのモデル構築に向けて、
東大・柏市・都市再生機構で研究会を立ち上げました」
東京大学高齢社会総合研究機構は、千葉県柏市、都市再生機構千葉地域支社と共同し、柏市の豊四季台地域を対象として、長寿社会のまちづくりのモデルを構築するために、「豊四季台地域高齢社会総合研究会」を立ち上げました。
4月に発足した東京大学高齢社会総合研究機構では、Aging in Place(住み慣れた地域で安心して自分らしく老いることができる社会)をキーワードに、きたるべき超高齢社会に対応し、独居になっても安心して長寿を全うできる、生き生きと高齢期の生活ができる、また子育て世代にとっても地域の支えにより安心して暮らせるようなまちづくりを目指して、学内の関係研究者が、ジェロントロジー(老年学)に関する学際研究を行っています。
柏市では、第4期の高齢者いきいきプラン21を定めて、高齢化が急速に進む市内地域への対応をはじめています。
柏市の豊四季台団地は昭和39年に旧日本住宅公団(現都市再生機構(UR))が建設した大規模団地で、建替が始まっており、整備敷地の一部に、特別養護老人ホーム等を誘致することになっています。
本研究会は、このような三者により、地域の住民の方々や関連団体の賛同も得て、豊四季台団地を中心としたこの地域をフィールドに、高齢者が生き生きと、体が弱くなっても地域の支えにより住み慣れたところで暮らし続けられるように、さらにすべての人が安心して暮らせるコミュニティづくりを行い、長寿社会のまちづくりのモデルケースを構築しようとするものです。
在宅医療システムを整備して、訪問看護や訪問介護などで安心できる社会に向けた活動、また生きがいづくりに向けた諸々の活動、などが想定されますが、地域住民が主体的にまちづくりに関与し、三者がその実現にむけて動くような体制を考えております。
東京大学高齢社会総合研究機構は、7月20日(月・祝日)に東大柏キャンパスで、柏市と都市再生機構の協力を得て、添付のような講演会「長寿社会のまちづくり」を行うことを皮切りに、住民、関係団体等との協議会を設立するなど、今後、具体的な取り組みを開始していきます。
連絡先
東京大学
高齢社会総合研究機構
担当;辻
柏市
保健福祉部保健福祉総務課
担当;秋山
都市再生機構
千葉地域支社都市再生業務部団地再生計画第一チーム
担当;成田