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記者会見「特別展示『命の認識』展」記者発表

記者会見「特別展示『命の認識』展」

記     者
報道関係者     各位
出版・放送関係者

担当:遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館教授)

                          

東京大学総合研究博物館特別展示
「命の認識」 
記者発表のご案内

 人類は物を蓄積し、それを掘り下げて解析し、新たな真理をつかみ取るとともに、それに基づいて新しい考え方を社会に送り、自由な表現を謳歌してきました。その活動の中心に、つねに博物館があります。東京大学総合研究博物館は、知の蓄積を通じて、新しい理の表明と創造性あふれる表現を培ってきました。
 「命の認識」なる今次の特別展示は、本館教授遠藤秀紀が総指揮・監督を務める、新たな遺体表現の場です。着任以来およそ一年半の間に収集した動物遺体標本群を中心に、空間を構成します。監督の意図はただ一つ。博物館を快楽やサービスの提供の場と称した昨今の悪しき意思を根本から破壊して、個人が命を認識するまでの根源的苦悩の場を、展示室に広げてみることにあります。この展示場では、世に売り買いされる形式的な楽しみを得る必要などまったくなく、科学的客観的事実や昔の学者や文化人の整った学理を受容するにも及びません。何千何百の骸の形から、来館者が命を認識していく、その経過自体が、特別展示「命の認識」なのです。来館者が無数の遺体と対峙し、苦悩に追い込まれていくことで、展示は一つの新しい段階に昇華していくことでしょう。
 つきましては、以下のとおり記者発表を行います。記者発表ではありますが、幅広く放送・出版・マスメディアに関わる皆さんとの意義深い対話の場としたいと考え、報道部門以外の方々にも声をかけさせていただきます。また、一般公開に先立ち、同封のとおり午後4時より内覧会を開催いたしますので、併せてご案内申し上げます。なお同時に旧館展示ホールでは、常設展「キュラトリアル・グラフィティ~学術標本の表現」展を開催しております。

[記者発表]

日時:2008年12月18日(金)午後2時30分より
場所:東京都文京区本郷7-3-1
東京大学総合研究博物館7F「ミューズホール」
出席者:林 良博 (東京大学総合研究博物館長)
     遠藤 秀紀(東京大学総合研究博物館教授)

[内覧会] 午後4時より
[特別展示のご案内]

名 称: 東京大学総合研究博物館特別展示「命の認識」展
総指揮・監督: 遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館教授)
会 期: 2009年12月19日(土)-2010年3月28日(日)
休館日: 月曜日(ただし1/11・3/22は開館)・12/24・12/29~1/3・1/12・1/16・1/17・2/12・2/25・2/26・3/23
時 間: 10:00より17:00まで(ただし入場は16:30まで)
場 所: 東京大学総合研究博物館1階展示室
主 催: 東京大学総合研究博物館
備 考: 入場無料
参考URL: http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2009inochi.html

2009年12月吉日
東京大学総合研究博物館


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