記者会見「モビリティ・フィールドサイエンス(タカラトミー)寄付研究部門設立及び技術シンポジウム」記者発表

東京大学 生産技術研究所 記者会見開催のお知らせ
「モビリティ・フィールドサイエンス(タカラトミー)寄付研究部門設立
及び技術シンポジウム開催」
東京大学生産技術研究所は、昨年4月に(株)タカラトミーからの寄付により、準静電界を応用したモビリティー通信・センシング、微細構造による準静電界制御技術、生体における感覚器官の微細構造と電界の研究を目的とした、モビリティ・フィールドサイエンス(タカラトミー)寄付研究部門を設立いたしました。産業界においても、本寄付研究部門の研究テーマである準静電界技術を採用しようとする複数の産学連携のパートナー企業も具体化しつつあり、新技術として社会的にも今後期待されています。このため、本寄付研究部門のお披露目と研究テーマの報告ならびに準静電界技術に興味を持たれている企業も参加したシンポジウムを1月29日に開催致します。つきましては、以下のとおりシンポジウム開催にあわせて記者会見を開催いたしますので、ぜひご参集ください。
1.発表日時: 2010年 1月29日(金) 13:00 ~ 13:30
2.発表場所:東京大学生産技術研究所 総合研究実験棟(An棟)3階大会議室
〒153-8505 目黒区駒場4-6-1 駒場IIリサーチキャンパス(地図参照)
3.発表者:生産技術研究所 須田 義大 教授
滝口 清昭 特任准教授
(株)タカラトミー 佐藤 慶太 副社長
4.問い合わせ先: 東京大学 生産技術研究所 滝口研究室
〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1
5.用語解説:準静電界技術
2003年に総務省の情報通信審議会で、次世代のテーマとして採択されたもので、通信から次世代半導体、メディカルまで含めて幅広く応用が期待できる新しい技術です。準静電界とは、金属や誘電体の周囲に静電気帯電のように分布させることができる情報フィールドであり、その主な特徴は、非伝搬波であるため反射しない、波長以下の空隙も透過してセンシングができる、超低消費電力で利用可能なこと、また、光よりも分解能が高く高度なセンシングが可能なことなどが挙げられます。その実現のためには、従来の電波などの伝搬波のアンテナとは異なる、特殊な電極構造が準静電界の制御のために必要となります。
6.シンポジウムのご案内:
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