国際生物多様性年記念サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)国際シンポジウム開催記者発表

国際生物多様性年記念サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)国際シンポジウム開催 |
平成22年1月29日
報道関係各位
東京大学サステイナビリティ学連携研究機構
機構長 濱田 純一
国際生物多様性年記念サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)国際シンポジウム開催のご案内
平素は格別のご高配を賜わり、厚く御礼申し上げます。
地球環境と人間生存に危機をもたらすサステイナビリティの諸問題は、昨今ますます深刻化しており、これらの問題解決に向けたビジョンと方策を示す「サステイナビリティ学」の重要性に対する認識が高まっています。サステイナビリティ学連携研究機構(以下IR3S)は、このような認識のもと、関連分野で高い研究実績を有する国内の5つの参加大学(東京大学、京都大学、大阪大学、北海道大学、茨城大学)と7つの協力機関(東洋大学、東北大学、国立環境研究所、千葉大学、早稲田大学、立命館大学、国連大学)が結集する研究拠点として活動しています。また、様々な国際的な大学連合を通して世界的なネットワークの組成も進めております。
さて、この度は国際生物多様性年を記念し、「生物多様性とサステイナビリティ―自然と調和した社会をつくる」をテーマに、IR3S国際シンポジウムを開催することとなりました。2010年は国連の提唱する国際生物多様性年にあたり、また愛知県名古屋市において生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10)が開催される年でもあります。COP10では世界の生物多様性と生態系を保全、管理、再生していくための長期的戦略が話し合われることになっています。この国際シンポジウムでは、そうした長期的戦略を考えるための前提となる、環境変動に対する生態系の回復力や、生態系のもつさまざまな恵み(生態系サービス)をどう評価し、自然と調和した持続可能な社会の構築にどう結びつけていくかについて、この分野の第一線でご活躍の方々に講演をいただきます。また、パネル討論では、日本の里地里山に見られるような伝統的に維持されてきた人間・自然関係を再評価し、現代の持続可能な社会システムとして再構築する方策など、具体的な生物多様性・生態系保全のあり方を多面的に検討します。
つきましては、本シンポジウムについて、事前の開催記事等の掲載、シンポジウムの取材を是非お願いいたしたく、ご案内申し上げます。
記
名 称: 国際生物多様性年記念サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)国際シンポジウム「生物多様性とサステイナビリティ―自然と調和した社会をつくる」
日 時: 平成22年2月27(土) 13:30~17:00(13:00開場)
会 場: 東京大学 安田講堂(文京区本郷7-3-1)
主 催: 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)
共 催: 生物多様性条約事務局
協 賛: 日本経済新聞社
後 援: 環境省、国際連合大学サステイナビリティと平和研究所・高等研究所、日本経済団体連合自然保護協議会、日本生態学会、日本造園学会、IUCN日本委員会、WWFジャパン
プログラム: 別添のプログラムもしくは下記HPをご参照ください。
対象者: 一般の方、企業、大学関係者、学生、NGO・NPO、マスメディア等
参加費: 無料
参加方法: 参加ご希望の方は、下記ホームページのお申し込みフォームからお申し込みください。受講券メールを事務局より発送いたします。
http://www2.ir3s.u-tokyo.ac.jp/ir3s2010/
定 員: 1,200名(定員になり次第締め切らせていただきます。)