2009年稲城市住民の生活実態に関するアンケート調査 結果概要研究成果

2009年稲城市住民の生活実態に関するアンケート調査 結果概要 |
2009年稲城市住民の生活実態に関するアンケート調査 結果概要
1. 発表者:白波瀬 佐和子(東京大学大学院人文社会系研究科 准教授)
2. 発表概要:
「稲城市住民の生活実態に関するアンケート」調査は、高齢社会における新たな階層理論と公共性の構築をめざす研究として、日本学術振興会から科学研究費補助金(基盤研究(S)課題番号20223004)を得て実施した。
高齢社会では、非正規で働く人や引退した人など、さまざまな状況にある方が多くなり、どのように互いを支えあう社会を作っていくかが、一層重要になってくる。そこで、本研究では、壮年・高齢者を対象とした実態調査を行った。本調査の対象者は東京都稲城市在住の50歳以上男女12,000名とし、調査票を郵送にて配布した。調査実施期間は2009年10月19~31日で、回収された有効票は3,061票(有効回収率25.5%)だった。
本調査の主な質問項目は、現在およびこれまでの仕事歴、子どもや親との関係、経済状況、近隣、友人等とのつきあい、社会的活動、介護・世話の状況、稲城市の取り組みへの関心、である。
3.本調査結果の概要:
稲城市の取り組みに対する関心は社会的な活動を活発にしている人ほど高く、社会的支援のニーズが高い人々の声は聞こえにくい傾向にある。言い換えれば、行政に対する要望として聞こえてくる住民からの声が重要であることは言うまでもないが、声としてあげることのできない者も少なからずいる。趣味やスポーツにそれほど積極的でなく、近所とのつきあいも少なくて、健康に問題がある者からの声は、行政に届きにくい。この点、住民への福祉政策を整備する際に注意しなくてはならず、行政側からの住民への積極的な働きかけが重要となる。
稲城市はすでに高齢ひとり暮らし世帯への実態調査を行い、積極的なニーズ把握に努めている。それでも、定期的な訪問や声かけを一層充実させることが求められていることが、本調査から明らかになった。
4.発表雑誌: 詳細な分析ついては、学術雑誌を中心に刊行する予定である。
5.問い合わせ先: 東京大学大学院人文社会系研究科
准教授 白波瀬 佐和子
6.添付資料: 結果概要パンフレットはこちら
「稲城市住民調査 結果概要」は研究会HP (http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~kaiso-08/)
からもご覧いただけます。