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ガン細胞が酸性条件でも増殖を続ける仕組みを解明-新たな癌治療の方法解明へ研究成果

ガン細胞が酸性条件でも増殖を続ける仕組みを解明-新たな癌治療の方法解明へ


2010年9月24日
東京大学大学院医学系研究科


1.発表者: 清水 孝雄(東京大学大学院医学系研究科 細胞情報学 教授)

2.発表概要: 
 一般に細胞が急激に増殖すると酸素欠乏となり、細胞周囲が酸性となり、細胞の増殖を抑制する自然の防御機構がある。 しかし、ガン細胞はこの様な酸性条件でも増殖を続けるが、このメカニズムは不明だった。 今回、清水教授らはTDAG8という特殊な分子が細胞膜表面に現れ、これがプロトンを感受し、細胞増殖にプラスに働くことを明らかにした。 実際、この遺伝子を発現する細胞をマウスに注入するとガンが大きくなり、かつマウスの死亡率が高くなった。 本遺伝子を阻害することで、新たなガン治療の方法の開発が期待される。

※詳細はリリース文書をご覧下さい。

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